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ホームページの見積もりを依頼するときの方法、何を注意すればいいの?

見積り依頼かぁ。初心者の場合は具体的に希望を伝えるのは難しいよね。
いちおう、こんな感じにしたいというホームページはあるんですけど…
いいじゃないか。それと一緒に大体の予算を伝えればいいよ。
予算といっても、安ければ安いほど良いんですが…
「安ければ安いほど良い」は一番失敗する伝え方だよ。注意しなくちゃ。そうだなあ、「5W2H」に分解して伝えてみるといいよ。
5W2Hですか。詳しく教えてください!

見積依頼の5W2H
詳しく解説しましょう!

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「見積り無料! お問い合わせはお気軽に」と言われても、そもそも何をどう伝えればいいのかわからない初心者は多いと思います。

そこで、「最低限これくらいを事前にお伝えいただければ、わりと正確なお見積りが出せますよ」という方法を制作側の立場で説明したいと思います。

ホームページの見積り依頼に役立つ5W2Hの考え方

制作側が見積りを算出するためには「どんなホームページを作成するのか」ということを判明させる必要があります。ホームページの規模と機能ですね。それがわかれば、制作が終わるまでの作業量と作業を担当するスタッフの数を導き出せるので、見積りが可能になります。

では、「どんなホームページを作成するのか」ということを、どうやって伝えればいいのでしょうか。 「5W2H」の考え方を利用しましょう。

5w2hは、物事を企画するときに役立つ考え方で、ホームページの作成時にも応用できます。下のように5W2Hの項目に分け、どんなホームページを作りたいのかを掘り下げてみましょう。

  • What:なにを?
  • Who:誰に?
  • Where:どこ?
  • Why:なぜ?
  • When:いつ?
  • How much:いくらで?
  • How:どんな?

実はこの「5W2H」は、制作のプロも現場で利用しているフレームワークです。フレームワークとは、パターン化させた考え方を表す言葉で、フレームワークを利用することで求めている答えを効率よく導き出すことができます。

依頼側にとって、もちろん制作側が現場で出す答えほど深い導きは必要ないです。制作側が依頼側とだいたいのイメージを共有し、制作費の概算を算出するには、下記の要件程度が決まっていればじゅうぶん過ぎるともいえます。

それぞれの項目を細かく見ていきましょう。

What:ホームページでなにを提供するか?

ホームページ訪問者に対してなにを与えるのか、サービス、商品、情報など、ホームページによって提供するものはさまざまです。

コーポレートサイトは会社の業務や沿革などを伝えることを目的にしています。ネットショップならサイト上で販売している商品が「なに」にあたります。

FacebookやTwitterのようなSNSはどうでしょう? 登録者同士のコミュニケーションの場合もあるでしょうし、タイムラインに流れる口コミのグルメ情報ということもあるでしょう。

このように具体的にホームページで提供したいものが何かを考え整理しておきましょう。

Who & Where:サイトをどこのだれに見せるのか?

サイトを見せたい対象のことを「ターゲット」と呼びます。初心者にありがちな失敗に注意しましょう。それは「ターゲットは全員」と設定してしまうことです。

女性と男性ではデザインの好みも違いますし、PCとスマホではサイトを利用する方法も異なります。ターゲットを全員にすると、結局誰からも好まれないホームページになってしまいます。

ターゲットは可能な限り絞りましょう。狙いを定め、デザインや構成、そして機能を検討することで反応の良いホームページへつながります。

まずは、性別や住んでいるところ(Where)、職業など、簡単に分類できるところから初めて、最終的に具体的な客層をイメージできれば成功です。

When:納期はいつまで?

ホームページの規模や機能によって、制作期間は大きく変わります。特定の公開時期を定めているなら、なるべく余裕を持って制作会社を探しましょう。切羽詰まって制作を進めるのは、依頼主は焦り、制作側は急かされ、良い結果を招きません

制作会社によって平均的な納期が違うこともあります。突貫で制作を進行する場合は別料金を設定している業者もいます。制作作業を土日や祝日を休みにしているところも多く、ゴールデンウイークや夏休み、年末年始などを挟めば、その分納期は遅延します。あらかじめ計算して公開時期を予定しましょう。

Why:なぜサイトをつくりたいの?

ホームページを作る理由です。「なぜ、ホームページが欲しいのか?」と動機やきっかけを考えてみましょう。

作成の理由が「売上アップ」は当然です。しかし、売上を改善したいなら、タウン情報誌や新聞の折り込み広告、あるいは街頭で配るチラシという方法もあります。

今回ネットを利用することを決めたからには、もっともな理由があるはずです。深く考えてみると、ネットへの過剰な期待が浮き彫りになることがあります。作っただけでは、誰にも見てもらえないのがホームページです。実店舗以上に集客努力が重要になります。

さまざまな集客・販促のやり方の中で、今回ネットを利用することになった理由を改めて考えてみると、ホームページを活用するときのメリットやデメリットを知るきっかけにもなります。

How much:予算はいくら?

じつはホームページは安く作ろうとすればいくらでも安く作れます。しかし、可能な限り安く作ったホームページのクオリティが、あなたの求めているクオリティと一致しない場合があります。

仮にネットショップを作ることになったとします。近頃は「Base」のような簡単に無料でネットショップを開設できるサービスが増えてます。無料は少し機能的に頼りないというなら、月額3,000円ちょっとでより本格的なショップを持てる「カラーミーショップ」というサービスもあります。

BASE(ベイス) | ネットショップを無料で簡単に作成
カラーミーショップ – ネットショップ運営サービス

一方で、もっと使いやすくするため、完全にオリジナルの顧客管理のシステムやショッピングカートを開発するということもあります。その場合の開発費は100万でも高いということはありません。

こうして考えると、「安ければ安いほど良い」でお見積りを出してしまうのが危険なことがわかります。求めているクオリティにまったく合わない制作プランを導いてしまうリスクがあるからです。

まだ確かな予算の範囲が決まってなくても、「これくらいまでなら出せますよ」という上限はなんとなくあるはずです。その上限を伝えれば、上限を超えない範囲でベストな見積りを提案してくれるはずです。

ボッタクリが恐いなら、複数の業者から同じように見積りを取りましょう。相見積もりです。取った見積りを並べて、金額と内訳を比べてみましょう。同じ金額でも内訳には差があるはずです。

どこにお金がかかっているのかを把握して、不要な項目は削除してもらうように依頼し、それによって浮いたお金を優先順位の高い項目へ回すことで、具体的に求めているホームページのクオリティへ近づけられます。

制作会社によって、ホームページの見積りに違いがある理由は下記の講座でも説明してます。一緒に読めば更に理解が深まると思います。

ホームページ制作費の内訳。なぜ業者によって料金が違うの?

How:どんなふうに作ればいいのか?

早いうちに依頼側と制作側が具体的に完成のイメージを共有できていれば、見積りも含めて制作をスムーズに進められます。

依頼側のイメージをもっとも伝えやすい方法が参考サイトのピックアップです。ネットを検索したり、デザインのギャラリーサイトを見てみれば、参考にしたい同業他社のホームページが見つかります。

いくつか気に入ったホームページを見積もり依頼時に伝えましょう。ただ単にURL(アドレス)を教えるだけではなく、そのホームページのどこに惹かれたのかを補足することも大切です。

「かわいい」や「おしゃれ」はデザインの希望を伝えるときによく使われる表現です。でも、人によって「かわいい」や「おしゃれ」を感じるポイントは違います。

例えば、色の組み合わせにかわいさを感じたのか、写真の使われ方におしゃれさを感じたのか、感じたことを具体的な言葉に変えて伝えると、制作側に理解されやすいです。

デザインだけでなく、ホームページの中の構成が気に入る場合もあります。ページ数がすごくたくさんで文章が多いホームページ、写真が目立つ見た目のインパクトを重視しているホームページ。方向性としてどんな構成を求めているのかも伝えられるよう検討しておくと準備万全です。

以上、ホームページの見積りを依頼するとき、検討しておくと良い項目の紹介でした。

長々と説明してきましたが、じつは、依頼前に必ず全部が明らかになっている必要はありません。相談を重ね、ひとつずつ明らかにしておくのも制作側の仕事です。「5W2H」のうち、2つ3つが分かれば遠慮なく問い合わせしてみましょう。優しく次のステップへ導いてくれるはずです。

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