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検索にヒットしない。SEO対策をしてるのになぜなんですか?

「SEOは魔法」だと多くの人が勘違いしているね。
え?
SEOは魔法じゃないよ。これをすれば必ず検索にヒットするという方法のことじゃないんだ。
え、SEOは検索結果の表示順位をアップさせるための技術なんですよね?
確かにSEOは検索エンジンからのアクセスを増やす方法のこと。でも、たった一つのテクニックだけを取り上げてSEOと呼ぶわけではないんだよ。
へー、わかったような、わからないような。業者も存在しているくらいだから、「SEO=検索順位アップ術」のことだと思ってました。
そうではなく、検索経由のアクセスを増やすための取り組みや考え方をまとめてSEOというんだ。

SEOは魔法じゃない。
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SEO対策とは

まずSEOの語源から解説します。SEOは「Search Engine Optimization」の頭文字3つを組み合わせた語です。日本語でいうと「検索エンジン最適化」と訳せます。

検索エンジン最適化ですから、あえて「対策」という語を付け加える必要はない気がします。検索エンジン最適化対策は日本語として違和感が…そういうわけで本記事では「SEO」で進めていきますね。

さて語源を明らかにしたところで、これからは具体的に「SEOってどんなことをするの?」について説明していきたいと思います。

SEOは、検索経由のアクセスを増やすための取り組みのことです。

ほとんどのウェブサイトにとって、メインの集客経路は検索エンジンです。一般的な企業のサイトや店舗のホームページなら、アクセスの8割は検索経由になるはずです。

最近はfacebookやtwitterなど、口コミが広がりやすいSNSを集客ツールに利用することがあります。お金を払ってアクセスを得る広告もありますね。

しかし、ほとんどの場合、検索エンジンを無視して、アクセスアップの実現は不可能です。検索へ引っかからないウェブサイトやウェブページは、「存在していないのと同じ」といってもいいくらいです。

せっかくお金をかけて作成したウェブサイトが存在していないなんて…悲しすぎます。そんな悲劇を避けるためには、SEOについて勉強しておきましょう。

検索にヒットする仕組み

検索へヒットするかどうか、また、検索順位を決定しているのは「Google」です。

SEOを勉強するとき、最初に知るべきなのは検索エンジンの仕組みです。検索エンジンの仕組みを知らなければ、対策を練ることはできませんよね。

いま日本でもっとも重要な検索エンジンはGoogleです。もし、あなたがYahoo!を利用していてもGoogleを無視することはできません。なぜならYahoo!の検索結果もGoogleが決めているからです

つまり、Googleの働きを理解しない限り、検索結果を制することはできません。検索マーケットにおいてGoogleは、もはや神と呼べる存在なんです。

Googleの働きはこうです。

Googleは常にネット上に存在するウェブサイトの情報を収集しています。実際に収集しているのはロボットと呼ばれるプログラムです。

ネット上のウェブサイトは互いにリンクしあいながら存在します。そのリンクを辿ってロボットはウェブサイトのデータを集めます。

集めたデータはGoogleのデータ保管庫に蓄積されます。この「収集→蓄積」の作業をインデックスと呼びます。検索の対象になるのは、常にこのインデックスされたデータです。

会社名や住所など自分のサイトを特定できるはずのキーワードで検索してもヒットしないことがあります。そんなときは、インデックスされていないことを疑いましょう。ロボットがまだサイトにたどり着いてない可能性があります。

ロボットに早く来てもらう方法がいくつかあります。グーグルウェブマスターツール(Google Search Console)へ登録して、サイトマップの申請やFetch as Googleなどです。サイトを公開してしばらく経つのに、どんなキーワードを試してみてもヒットしない場合は、試してみましょう。

検索エンジンのデータの集め方はわかりました。このデータを対象に検索が行われることもわかりましたね。つまりインデックスが検索へヒットするときの最低条件です

それでは、検索順位はどうやって決まっているのでしょうか? 答えは、Googleのサイト評価システムによって決まっています。

検索エンジンは、インデックスされたサイトを一瞬で比較する能力をもちます。検索利用者(以下、ユーザー)が検索ボックスへ入力したキーワードを瞬時に理解し、そのキーワードともっとも関連性が高いと評価したサイトから順番に上から下へと並べます。

あなたのサイトが検索上位に表示されないのは、Googleによる評価が低いからです。検索結果はGoogleによる評価の順です。検索順位を上げるにはGoogleによる評価を上げればいいわけです。。

過去のSEO

では、どうすればGoogleから評価してもらえるの? それが一言で答えられないところにSEOの難しさがあります。

ネットを検索すると、いろいろなSEOの方法が出てきます。その中にはもう時代遅れのテクニックも多く、逆効果を招く手法も見当たります。以下が例です。いま最新のSEOを理解するためにも、過去の遺物を振り返ってみます。

  • 1. タイトルにキーワードを詰め込む
  • 2. 説明文にキーワードを詰め込む
  • 3. キーワード設定にキーワードを詰め込む
  • 4. 文中にキーワードを詰め込む
  • 5. やたらと強調タグを利用する
  • 6. 相互リンク
  • 7. リンクを買う
  • 8. ディレクトリサイトへ登録する

前半1~5は「キーワード調整」、後半6~8は「被リンク対策」といっていいでしょう。

複雑なテクニックは他にももっとあげられますが、初心者でも実践しやすく効果があると信じられていたのは、このようなキーワードとリンクに対するテクニックでした。

キーワード調整。サイト内で無理やり色々なキーワードの露出を増やすことで、検索へのヒット率をあげようとします。詰め込んだキーワードのせいで文脈がまったく通じないタイトルや説明文ができあがります。ひどいケースでは、背景色と同じ文字色でキーワードを羅列する方法です。それでも、キーワードの露出を増やせば、検索へヒットするからと実践されていたテクニックです。

外部のサイトから自サイトへのリンクを増やすための対策が「被リンク対策」です。互いにリンクしあえる仲間を募集するのがもっともハードルが低い方法でした。有料サービスへ登録して何千本もの被リンクをお金と引き替え獲得する方法もありました。被リンクの数が多いほど、検索上位を実現できると信じられていたからです。

確かにキーワード調整と被リンク対策に効果があった時代がありました。しかし、今はもう通用しません。なぜなら、Googleが人間的にウェブサイトを評価するようになったからです。

現在のSEO

いま、検索上位表示へもっとも重要な要素は「コンテンツの質」だといわれています。コンテンツとは「中身」や「内容」という意味です。小手先のテクニックに走るよりも、中身を磨き上げることが重要なんだよということです。

Googleは強い方針を掲げています。検索サービスは検索者のためにあるべきだ。検索者が検索した結果に対して常に満足できるサービスを目指して、Googleはいつも検索の仕組みを改良してます。

例えば、予定している北海道への旅行。おいしいラーメン屋を発掘しようと検索します。結果、沖縄のパイナップル畑ばかりがヒットするようなサービスは、Googleの理念に反しますし、利用者にとっても迷惑です。

いまでは、ここまで関連性のないページが検索結果に並ぶことはありません。でも、わりと近い昔、先ほどあげた過去のテクニックによって、検索結果があまりあてにならない時代がありました。Googleが、検索システムの改善に挑戦しつづけてきたからこそ、いまのような精度の高い検索サービスができあがりました。そして、その挑戦はこれからも続きます。

SEOについて少し詳しく調べたことのある人なら「アルゴリズム」や「パンダ/ペンギンアップデート」のような言葉を聞いたことがあるかもしれません。

アルゴリズムは「検索の仕組み」を表す言葉です。アップデートとは改良のことで、パンダやペンギンはアップデート時のニックネームです。Googleは、アルゴリズムを日頃から改良し、そして、ときに大きく検索順位を変動すさせるアップデートを行います。

検索結果が不自然に操作されることを防ぎ、検索の仕組みをより人間的な判断ページが近づけるため。すべて、検索者にとっての便利さを追求するためです。

そこでサイト運営者が考えるべきことが「コンテンツの質」だということに結論づきます。

タイトルや文中にキーワードを詰め込むことが、検索者を満足させることにつがなるでしょうか。自作自演で増やすリンクはGoogleを騙す手法だといえないでしょうか。このような小手先のテクニックに走るのは、時代遅れで、Googleが目指す未来へ反する動きです。

重要なのは検索者の方を向いてコンテンツを作ることです。それがGoogleからの評価を得るための正しい方向です。検索者を満足させることを地道に続けていけば、Googleからの評価も自然に高まります。

ブラックSEO

いくらGoogleが日々の改良を重ねて、人間に近い評価力を身につけてきたとしても、やっぱり機械が検索を動かしているのは事実です。

その機械的な仕組みの隙を付く、巧妙なSEOのテクニックがあります。どこからどこまでという線引きが難しいですが、Googleを欺き高評価を得ようとするSEOをブラックSEOと呼びます。

悲しいことに初心者ほどブラックSEOへ走ろうとします。地道に取り組むことを嫌い、成功への近道を手に入れようとするからです。

でも、ブラックSEOは諸刃の剣です。効果を得られたとしても短命であることが多く、場合によっては検索結果からの追放という結果を招くこともあります。リスクに対する効果のほどをよく理解していないうちは手を出さず、素直に正攻法のSEOを勉強しましょう。

初心者でも理解しやすいSEOのガイドブックをGoogle自身が配布しています。時代が変わってもGoogleの方針は同じです。先にGoogleの手引きを読んでおくと、このあとの方向性を誤ることはないでしょう。

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