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ホームページのターゲットを決める方法。決めないとデザインもSEOも失敗する理由

会社の企業や店舗の開業に合わせて、「とりあえずホームページを作ってみよう!」というご相談がよく寄せられます。

いつも最初にご注意させていただくことがあります。なんとなくホームページを作ってしまうと、新規顧客の獲得はおろか、ホームページを単に見に来る人にさえ不足する失敗を招きます。

初めてのホームページが売上に結びつかない失敗はよくあります。多くの場合、「ターゲット」が決まっていないことが原因です。

ホームページを見てもらいたい人について具体的に考えていないから、誰にも見てもらえず、仮に見てもらえたとしても印象に残らずお問い合わせや注文のような売上に結びつかないホームページになってしまうのですね。

ターゲットをはっきりさせれば、ホームページに掲載する情報やデザインも明確になります。ここでやっと効果的なホームページを作成するための準備ができるわけです。

準備が整ってないうちにホームページを作り出しても、まともなホームページは完成しません。

この記事では、そんなホームページの「ターゲット」ついて、詳しく説明してみようと思います。

ターゲットを絞らないからホームページの中身も決まらない

初めてホームページを作る人にとって、「デザインや構成はどうする?」「完成のイメージは持ってる?」といった質問は答えに詰まる難問です。

大抵の場合は、同業者のHPを適当にピックアップして、「あんな感じに」とご指示をされます。でも会社やお店によって個性は違いますよね。ウリが違うわけです。単に真似したところで、自社に適切なホームページにはなりません。

そこで、弊社では最初に「ホームページのターゲット」を質問することにしています。「ホームページを一番誰に見てもらいたいですか?」 この質問への答えがターゲットです。

ターゲットを絞ると、具体的にお客様を思い浮かべながらホームページを作っていけるので、ホームページへ掲載する情報の配置や見せ方もお客様目線で準備ができます。

逆にターゲットをイメージしていないと、ホームページを訪問するお客様にとって全然嬉しくない情報ばかりが載っていて、デザインもチグハグ、結局売上に結びつかないホームページになってしまいます。

ホームページを作る上で最初に大切なのは、「ターゲット」を決めることなのです。載せたい情報やデザインを先に決めるのではなく、ターゲットをまず設定しましょう。

でもターゲットを絞ると、アクセスが減ってしまうのでは?

ターゲットを絞り込むと、ホームページを見てくれるお客様が減ってしまうのでは、というご質問がよくあります。確かに、売る側がお客様を選ぶことは傲慢で、逆にお客様を失い遠ざけてしまいそうな不安があります。

しかし真実はその真逆です。ターゲットを絞り込むことで、そのターゲットにぴったりのホームページになるため、結果的に成約率が上がるのです。成約率とは、ホームページを訪れたお客様が売上に結びつく可能性のことをいいます。売上率、とも言い換えられます。

SEOというホームページを作成する上でとても重要な技術があります。どういうものかというと、検索経由でのアクセスを増やすためのテクニックやノウハウ、また取り組みを指します。

SEOといえば、とにかく検索経由のアクセスを増やすことを目的にしていると思われがちですが、本当は成約へ結びつくアクセスを増やすことに意味があります。闇雲にアクセスを増やしても、売上に効果は現れません。売上に効果が現れてこそSEOが成功したといえます。

ターゲットを絞ることは、お客様の立場でホームページの中身を考えることです。おもてなしの気持ちでホームページを作る、とも言い換えられます。

例えばダイエット商品に関するホームページを作成するとしましょう。

この場合、ターゲットを「ダイエットに興味のある20代から30代の女性」としがちです。これではターゲットの範囲が広くて、ダイエット情報をどんなふうに載せて、どんなふうに見せればいいかまでは決められません。

そこであえて「ダイエットに興味のある20代の働く女性。最近の悩みのタネは、太くはないが筋肉質のふくらはぎ。ダイエットのためにジムで運動をすることで痩せてはきているが、たくましくなってきているふくらはぎが少し心配」と、このようにターゲットを絞ってみます。

さてターゲットはどんなダイエットの情報を求めているのでしょうか。一般のダイエット食品をゴリ押ししたところで、このターゲットには響きません。ふくらはぎに筋肉を付けさせない運動方法。ふくらはぎ以外の部分を特化して脂肪を落とせるサプリメント。こうした情報や商品が喜ばれそうです。

ターゲットを絞り込んで作成したホームページの方が、ターゲットのニーズや好みに合致し、納得してもらえるものになります。結果、成約率のアップにつながるのです。

反対に「ダイエットに興味のある20代から30代の女性」とぼんやりとしたターゲットにしてしまうと、幅広くアクセスはしてもらえますが、お客様の的を得られない情報ばかりを提供することになり、売上には結びつきません。

ターゲットを絞ることは、「お客様の目線に立ちホームページを作成する」ことです。お客様目線で作られたホームページは、自然とお客様に納得してもらえます。だから、ターゲットの絞り込みが大切なのです。

ホームページのターゲット 決める方法

それでは具体的にターゲットを決める方法について説明します。

まず作成するホームページの目的は何なのか、改めて振り返ってみましょう。

ネットショップであれば「お店の商品をより多くの人に紹介したい」という目的になるでしょうし、求人用のサイトならば「求職者にたくさんアクセスしてもらいたい」といった目的になるでしょう。

そこからさらに具体的にターゲットを性別や職業、趣味・趣向で分類していきます。いったいどういう人が自社の商品やサービスに興味があるのか、あるいは、どういう人に興味を持ってもらいたいのかを具体的に思い浮かべていくわけです。

女性向けの雑貨を販売するネットショップであれば「20代の女性、可愛い雑貨が好きだけど、仕事で忙しくなかなか実店舗に行けない」、求人用サイトならば「30代の転職希望者、スキルや経験はあるが、転職活動が初めてなので履歴書の書き方や自己アピールの方法に不安を感じている」など、ターゲットの持つ悩みや問題点をイメージできるところまで考えてみます。

ターゲットを絞るとどんな効果がある?

ターゲットの持つ悩みや問題点が具体的に思い浮かぶところまでいけば、どんな情報をホームページに掲載すればいいかもわかります。

ターゲットを先に思い浮かべて準備されたホームページは、検索へヒットしやすくなります。なぜなら、検索を利用する人は自身が持つ悩みや問題点を解決できる情報を探しているからです。

先ほどの求人用サイトの例でいえば、ホームページに「初めての転職でも失敗しない履歴書の書き方」のような情報を掲載しておけば、その情報を検索したターゲットからのアクセスが期待できますよね。

このようにターゲットを思い描くことは検索経由のアクセスを得ることにも繋がるのです。売上に結びつく正しいSEOですね。

ホームページのターゲットを決めることで成約率アップとSEOの効果が得られる

ホームページへ掲載する情報をコンテンツといいます。どんなホームページを作るのがいいか調べている人は、よく見かける用語でしょう。

ホームページのコンテンツやデザインについて、最初イメージがまとまらないのは当然です。その理由はターゲットが決まっていないからです。

むしろターゲットの設定がまだのうちに、コンテンツやデザインを先に決めても、そのホームページは失敗に終わります。お客様の目線で作られていないからです。

どうしてもホームページを作るときは、作る側の独りよがりになってしまいがちです。ターゲットを絞り、いったいどんな情報が求められているのかを考えるのは、自身の事業について見つめ直すきっかけにもなります。

自社のどの点がライバル企業と比較して秀でているのか、どの部分でお客様のお役に立てるのか、ホームページの作成を通して今一度考えてみるといいでしょう。

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