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おしゃれなホームページを期待してたのに提案されたデザインがすごく「ださい」、どうしよう…

ありゃま。まあ「おしゃれ」か「ださい」かは好みもあるからね。
でも、明らかにイメージしていたデザインと違うんです。
デザイナーのセンスに問題はないかい?
ええ、実績を見てみると結構オシャレなデザインが多かったので。
だったら、打ち合わせ時のイメージの共有が足りなかったからかなあ。
イメージの共有ですか? 確かにあまり打ち合わせしなかったかも。もう一度デザイナーさんにイメージを伝えるところから始めてみます。

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「おしゃれ」か「ださい」か。デザインの好みは、個々のセンスにもよるため簡単に「これはおしゃれ」「これはださい」と区別するのはむずかしいです。

でも、料金を支払ったあと提案されたデザインが、想像していたイメージとかけ離れたものなら見過ごすわけにはいきませんよね。

とはいっても、もうすでにある程度の時間をかけられ作られたデザインですから、修正するには修正料が発生したり、キャンセルしたくても契約の縛りでできなかったり、大きな揉め事につながるリスクがあります。

では、どうすればいいのか? そんなデザインの質が原因で生じるトラブルと解決法についてまとめてみました。

提案されたデザインがイメージとぜんぜん違ってしまう原因

提案されたデザインが、あなたのイメージしていたデザインと大きくかけ離れてしまう原因は、主に次の三つに分かれます。

  • 1. デザイナーにセンスがなかった
  • 2. デザイナーとイメージの共有ができてなかった
  • 3. 制作費をケチってしまった

まずは、この三つについて理解しましょう。

1. デザイナーにセンスがなかった

そもそもデザイナーに優れたデザインを作る能力がなければ、これ以上どうこうすることもできません。仮に修正を依頼しても、あなたの求める質にはならないでしょう。

すでに払ってしまった着手金が戻らずとも、逆にキャンセル料が取られようとも、解約する以外により良いデザインを手に入れる方法はありません。

依頼前にデザイナーの実力を見誤ってしまった自分の責任だと割り切りましょう。今回、無駄にしてしまったお金は勉強料です。

今度同じような失敗をしないためには、依頼前にデザイナーの能力をしっかり見極めてください。

最近はあまり経験がないうちに独立してしまうフリーランスが大勢います。クラウドワークスのようなフリーランスに仕事を依頼できるサイトを利用するときは、かならず各々のフリーランスの実績を確認しましょう。実績が多いほど、実力は保証されます。

注意したいのは、複数の制作者が関わっているデザインがあるということです。トップページ一枚でも、ロゴとバナー画像は別々のデザイナーが手がけたということがあります。ロゴの雰囲気が気に入って発注したら、じつは別のデザイナーによるものだった、では笑えません。気に入ったデザインがあっても、依頼前にそのデザインを一人で担当したのかどうか質問してみることをおすすめします。

制作会社の場合でも同じです。過去の制作事例を確認せずに依頼することは避けましょう。

少し大きな制作会社になると、複数のデザイナーを抱えています。デザイナーによって得意なデザインが異なります。美容師もそうですよね。カラーが得意な美容師もいれば、パーマが得意な美容師もいます。ショート、ロングとスタイルによって得意苦手が分かれる美容師もいます。

プロのデザイナーといえど万能ではありません。経験によって得意分野が変わります。気に入ったデザインがあれば、そのデザインを担当したデザイナーを指名しましょう。大きな失敗は避けられます。

2. デザイナーとイメージの共有ができてなかった

「あなたがどんなデザインを欲しているのか」。そもそもこれがデザイナーへ正確に伝わっていなければ、イメーシしていたものと全然違うデザインが生まれてしまうのは、仕方ないといえます。

例えば、「かわいい」という言葉がありますよね。デザインの希望を依頼者に聞くと「オシャレ」という言葉と一緒によく使われる言葉です。「オシャレでかわいいデザインにしてください」。

でも、「かわいい」という言葉から抱くイメージは人それぞれです。女性的で柔らかい雰囲気をかわいいと表現する人もいれば、うさぎのような小動物が駆け巡る躍動感をかわいいと表現する人もいます。

あなたが自分のイメージを適切に伝えたつもりであっても、誤ったイメージでデザイナーに伝わってしまうことはよくあります。悪気がない誤解が原因であとでトラブルになるのは悲しいです。

こういうイメージのギャップを避けるには、事前にしっかりと打ち合わせをすることです。イメージを正確に共有できていれば、こういう失敗は起こりません。打ち合わせの密度がデザインの質へ置き換わると考えてください。

イメージの共有に一番役に立つのは、参考サイトの提出です。ネット上には参考になるサイトがたくさんあります。検索して同業他社のサイトを見てみるのもいいですし、下記のようなウェブデザインのギャラリーサイトをチェックしてみるのもいいでしょう。
【S5-Style】Webデザインのリンク集・ポータルサイト

制作会社の制作実績も参考になります。いろいろと調べてみて、気に入ったサイトをピックアップしておきましょう。プリントアウトして、どこが気に入ったのか書き込んだものを打ち合わせ時に担当デザイナーに渡すのです。「ここのロゴの色が好み」、「ここのメニューボタンが使いやすそう」。このような簡単なメモ書きでもデザイナーにとっては、デザインの方向性を決める重大なヒントになります。

3. 制作費をケチってしまった

デザインの質は制作費に比例します。お金をかけるほど良いデザインを実現できるということです。クオリティの高いデザインを求めるなら、それだけのお金が必要になることを覚悟しておく必要があります。

キャリアじゅうぶんの優秀なデザイナーが思う存分時間をかけられるなら、最高品質のデザインを作り出せます。未熟な見習いのデザイナーでもひたすら時間をかけていいなら、それなりのデザインを仕上げるでしょう。しかし、制作会社にとって時間はお金です。時間をかけるほど制作費を高額にしなければ、人件費で赤字になります。

格安・激安の制作会社へ最高級のデザインを期待してはいませんか? 参考になるホームページを探していて、美しくデザインされたロゴ、迫力ある写真がスムーズに入れ替わるスライドショー、画面をスクロールすると現れる特殊な視覚効果など、このようなデザインは魅力的です。しかし、それを実現するには、そのための費用が必要になります。

「この金額ならこれくらいのデザイン、このデザインならこれくらいの金額」どちらも結局同じ意味ですが、このような費用とデザインのクオリティの関係を知るには、やはりここでも参考サイトを利用します。

こういうデザインにしたいと選んでおいた参考のサイトを依頼前に伝えます。「これくらいのクオリティは可能なのか、可能ならいくらくらいかかるのか?」。事前にクオリティの目安と料金の相場を知っておけば、あとでがっかりすることは避けられます。

すでに支払いが済んでいる場合の解決法

これまで説明してきたのは、イメージとかけ離れたデザインが生まれることを未然に防ぐ方法でした。

しかし、ここを読んでいる方の中には、残念なことにもうすでにださいデザインが目の前にあがってきているという方もいるでしょう。

こういう場合は、まずキャンセルできるかどうかが重要です。もし、すでにいくらかお金を支払っているなら、制作費の返金が可能かを確認します。また、契約の内容しだいでは、まだ未払いでも、すでに生じた作業への費用や途中で解約した場合のキャンセル料を支払わなければいけないことがあります。

一切、費用的な損がないなら、キャンセルしてしまっていいと思います。それまで制作にかけた時間は無駄になってしまいますが、これ以上進めたところで思い通りのデザインになるかは不明です。再度、やり直しになれば、時間的に大きな損失です。この時点で止めれば、これ以上依頼主もデザイナーも不幸にはなりません。

キャンセルによって費用的に大きな損失が生まれたり、契約の縛りでどうしても制作を続行しなければならない場合は、一度冷静になりましょう。今まで待っていた時間のことを考えると頭に血が昇ってしまう気持ちはわかりますが、デザイナーとの衝突がより良い結果を招くことは絶対にありません。

前述しましたが、大きめの制作会社には複数のデザイナーがいます。担当を変更してもらえる可能性があります。変更が無理でも、「ださい」のひと言で片付けてはいけません。もう一度、イメージを共有することから始めます。

「どこが気に入らないのか」をできるだけ具体的に指摘してあげます。同時にデザイナーの意図に耳を傾けることも重要です。デザイナーは見た目の美しさだけを優先してデザインしているわけではありません。デザインがホームページとして利用される場面や、利用される方法を考慮し、「使いやすさ」や「わかりやすさ」を表現している部分もあります。

最終的にホームページのデザインは、ホームページの訪問者のためにあります。デザイナーの意図とあなたの要望を交換することが、訪問者にとってよりよいデザインになります。

上の方で、キャンセルできるならしたほうがいいと書きました。それと矛盾しますが、辛抱することが品質の向上につながることもあります。デザイナーと意見を交換することをためらわないでください。デザイナーももちろんより良いデザインを作りたいと思っているのですから。

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