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ホームページのサイトマップの作り方。見積もりに必要なページ数が分かる

ホームページを完成させるためには、めちゃくちゃいろいろ考えなくちゃいけないことがあります。気持ちが折れそうになってませんか?

よくある失敗は、準備の最初の方にデザインを決めようとしてしまうことです。

デザインはあくまでホームページに掲載する内容(=コンテンツと言います)を、サイト訪問者に伝えやすくするための工夫です。ホームページに何を載せるのかが決まってないうちにデザインを細かく詰めても、伝えたい内容と見せ方がマッチせず、ちぐはぐとした印象になります。

道筋が決まってないうちにゴールを目指すようなものですね。こうした失敗を招かないためには、ホームページの見取り図を作るとこから始めてみるといいですよ。

ホームページにとっての見取り図はサイトマップといいます。サイトマップは、ホームページの中身について、こういう内容ごとにページを分けよう、という意思を表した図です。

サイトマップを作れば、ホームページ全体のページ数もわかります。ページ数は制作費用に影響し、業者へ見積りの依頼をするときよく聞かれます。ページ数にあらかじめ見当がついてれば予算のめどもつきやすくなります。

そんなわけで今回の記事ではサイトマップの作り方を説明していきます。

ホームページのページ数はどうやって決めたらいい?

ホームページの規模は様々です。小規模なホームページでは10ページから20ページ程度、大規模なホームページになると1000ページを超すこともあるんですよ。

ホームページによって目的が異なります。あるホームページは単に名刺がわりになるくらいでいいと作られたものです。別のホームページは積極的に検索経由で集客し売上に結びつけることを目的に作られました。

名刺がわりのホームページなら、必要最低限に会社の情報が載ってるだけでいいですが、検索経由でアクセスアップを狙うなら、検索利用者に見つけてもらえるだけの情報量が必要です。

つまりはホームページの目的によって必要なページ数も違うというわけです。

でもいざ自分のホームページを作るとなると、いったい何ページくらいが適切なのか分からなくなってしまいますよね。

またそのページをホームページの中、どのように配置していけばいいのかもわからない。はじめてホームページを作成する方はよく悩むところです。

また、上でも説明したようにホームページ作成業者に依頼する場合、見積もりの段階ですでに「何ページぐらいのホームページになりますか」と聞かれます。

ページ数が分からなければ、制作費の予想がつきにくく予算も組みにくいので、やっぱりだいたいでも例えば「10ページくらい」と答えられるようにしておいた方がいいです。

ページ数やホームページの構成はプロのWebデザイナーでも悩む

実は、ページ数や構成は、プロのWebデザイナーでもよく悩むところです。

どのぐらいの情報量が必要なのか、その情報をどれくらいのページ数に分ければいいか、こうした点は、ホームページのアクセス数や売上に影響する重要な決め事なので、むしろ思う存分悩んだ方がいいんです。

でも頭の中で悩んでいるだけでは、ラチがあきません。そこで頭の中を視覚的に表す「サイトマップ」が味方になってくれます。

ホームページの見取り図「サイトマップ」とは?

サイトマップは、ホームページの見取り図のことを指します。

ページにどんな情報を載せるのか、そのページからリンクさせるページはどれにするのか、こうしたホームページの中身の構成を表した図がサイトマップです。

ホームページの構成が見たまま把握できるので、サイト訪問者の気持ちになって、ホームページ全体のわかりやすさや使いやすさを検討できます。

サイトマップの作り方

それではサイトマップを実際に作っていく方法を説明します。

1. 必要な情報をリストアップする

まず実際にどんな情報がホームページに必要なのか、リストアップしていきましょう。

この時に大切なのは、「ホームページを訪れるお客様の立場で、どんな情報が求められているのか」を考えることです。

ホームページへアクセスしてくれたお客様の目的は、知らない情報を得ることです。もし求めている情報がそのホームページにないと分かれば、離脱していってしまいます。

さて、ホームページのお客様はどんな情報を求めているのでしょうか。

例えば健康食品を売るネットショップのお客様なら、値段や成分など商品ひとつひとつの詳しい情報はもちろん、それらに加えて「試した人の生の声」を求めるはずです。

2. まとめられる情報をグルーピングする

こうしてどんどん思いつく限り必要な情報を書き出していきます。出しつくしたら、今度はグルーピングをします。

グルーピングとは、まとめられる情報を見つけて一つのグループにしてしまう作業のことです。

思いつく限り挙げた情報をすべて個別のページにするわけにはいきません。ページ数が何ページあっても足りませんし、ホームページの訪問者にとっても全ての情報ごとにページが変わるなんてわかりにくく、ページ移動のためのクリックも疲れちゃいます。

グルーピングのコツは各情報のボリュームとお客様にとっての利便性を考えることです。

それぞれの情報のボリュームをまず考えてみましょう。お客様が詳しく知りたい情報ほど、ボリュームを大きく扱う必要があります。

初心者さんは、詳しく説明が必要な情報ほど大きく、大中小の三つで分けてみるといいでしょう。

そして、大の情報は個別のページで作りましょう。中と小はまとめられる情報です。似通った内容でひとつのページへまとめても問題なさそうならそうします。ただ、中同士を一緒のページにしてしまうと、ボリュームが大きくなりすぎてしまうので注意です。

グルーピングが終われば、グループごとにタイトルを決めます。それがページのタイトルになります。

一つのグループでしっくりくるタイトルが決まらない場合は、グルーピングがうまくいってないことが多いです。仲間にするには違和感のある情報をまとめてしまっているからです。もう一度、グルーピングを見直してみましょう。

グルーピングが終われば、いざサイトマップの図にします。

3. サイト訪問者の視点になりながら、ホームページの構成を図にしていく

グルーピングした情報をもとに、ホームページへアクセスしたきたお客様の目線で、ホームページの構成を図にしていきます。

フォトショップやエクセルを使えば、サイトマップを美しく作れますが、最初は手書きで十分です。どうせ消したり書いたりを繰り返して作ることになります。

まずトップページを頂上に描きましょう。トップページと書いて四角く囲みます。

トップページを頂点に、どんな順序で配置するのが、サイト訪問者にとってわかりやすいかを考えながら、次々にグルーピングされたページを書いていきます。

トップページから線を引き、タイトルを書き四角で囲みます。

この作業を進めていく途中には、なんだかしっくりこない感覚に襲われることがあります。その感覚は、サイト訪問者が得るものと同じです。わかりにくい構成、辻褄の合わない構成にはサイト訪問者も違和感を得ます。

そういった場合は、作る手を止めてサイトマップを俯瞰で見てみます。どこに違和感があるのか、ホームページの利用者のつもりでトップページから各ページへ移動してみると、あるページでは情報量が多すぎる、またあるページでは本当は最初に知りたい情報なのに奥に隠れすぎている、という構成の失敗を発見できます。

うまくいっていない構成のところはもちろん修正が必要です。ボリュームの大きすぎるページを分けたり、ページの順番を入れ替えたりして、最終的にしっくりくるまで直せばサイトマップの完成です。

サイトマップを作ることのメリット

いちばんのメリットは、ホームページを訪問するお客様の立場になれるということです。

ページ数が分かる、予算・制作費のめどをつけやすい、という利点はすでに説明しました。何度も、サイト訪問者の立場で、目線で、ということも話してきましたね。

サイトマップを作ることは、ホームページのターゲットが求める情報が何かを知るきっかけになります。どうしてもホームページを作るときは、作りてのエゴが強くなってしまいます。

伝えたい情報ばかりを先行して考えると、お客様が求めていることが何かに気づきません。ホームページへのアクセスは、主に検索経由です。検索へヒットしないホームページにはアクセスがほとんどないのですね。

検索へヒットさせるためには、ホームページ側にしっかりとした情報の量が必要です。その情報とは、検索者が求めている情報です。サイト制作者が独りよがりに作ったホームページだと、検索者の求める情報に不足し、検索経由でのアクセスアップがうまくいかない恐れがあります。

つまりは、サイトマップを作ることは単にページ数を数えるためだけではありません。ホームページを完成させたあとのアクセスアップにまで繋がる重要な作業なわけです。

検索経由でのアクセスを増やすための取り組みをSEOといいますが、こうした点から考えるとサイトマップの作成もSEOの一つといえます。

初心者さんには難しいサイトマップの作成ですが、じっくり腰をすえてチャレンジしてみてください。それだけの価値は必ず得られます。

なお、サイトマップの作り方は他の方法もあります。今度は参考サイトを見つけてサイトマップを作っていく方法を記事にしようかと計画してます。お楽しみにお待ちください。

ホームページのターゲットを決める方法。決めないとデザインもSEOも失敗する理由

会社の企業や店舗の開業に合わせて、「とりあえずホームページを作ってみよう!」というご相談がよく寄せられます。

いつも最初にご注意させていただくことがあります。なんとなくホームページを作ってしまうと、新規顧客の獲得はおろか、ホームページを単に見に来る人にさえ不足する失敗を招きます。

初めてのホームページが売上に結びつかない失敗はよくあります。多くの場合、「ターゲット」が決まっていないことが原因です。

ホームページを見てもらいたい人について具体的に考えていないから、誰にも見てもらえず、仮に見てもらえたとしても印象に残らずお問い合わせや注文のような売上に結びつかないホームページになってしまうのですね。

ターゲットをはっきりさせれば、ホームページに掲載する情報やデザインも明確になります。ここでやっと効果的なホームページを作成するための準備ができるわけです。

準備が整ってないうちにホームページを作り出しても、まともなホームページは完成しません。

この記事では、そんなホームページの「ターゲット」ついて、詳しく説明してみようと思います。

ターゲットを絞らないからホームページの中身も決まらない

初めてホームページを作る人にとって、「デザインや構成はどうする?」「完成のイメージは持ってる?」といった質問は答えに詰まる難問です。

大抵の場合は、同業者のHPを適当にピックアップして、「あんな感じに」とご指示をされます。でも会社やお店によって個性は違いますよね。ウリが違うわけです。単に真似したところで、自社に適切なホームページにはなりません。

そこで、弊社では最初に「ホームページのターゲット」を質問することにしています。「ホームページを一番誰に見てもらいたいですか?」 この質問への答えがターゲットです。

ターゲットを絞ると、具体的にお客様を思い浮かべながらホームページを作っていけるので、ホームページへ掲載する情報の配置や見せ方もお客様目線で準備ができます。

逆にターゲットをイメージしていないと、ホームページを訪問するお客様にとって全然嬉しくない情報ばかりが載っていて、デザインもチグハグ、結局売上に結びつかないホームページになってしまいます。

ホームページを作る上で最初に大切なのは、「ターゲット」を決めることなのです。載せたい情報やデザインを先に決めるのではなく、ターゲットをまず設定しましょう。

でもターゲットを絞ると、アクセスが減ってしまうのでは?

ターゲットを絞り込むと、ホームページを見てくれるお客様が減ってしまうのでは、というご質問がよくあります。確かに、売る側がお客様を選ぶことは傲慢で、逆にお客様を失い遠ざけてしまいそうな不安があります。

しかし真実はその真逆です。ターゲットを絞り込むことで、そのターゲットにぴったりのホームページになるため、結果的に成約率が上がるのです。成約率とは、ホームページを訪れたお客様が売上に結びつく可能性のことをいいます。売上率、とも言い換えられます。

SEOというホームページを作成する上でとても重要な技術があります。どういうものかというと、検索経由でのアクセスを増やすためのテクニックやノウハウ、また取り組みを指します。

SEOといえば、とにかく検索経由のアクセスを増やすことを目的にしていると思われがちですが、本当は成約へ結びつくアクセスを増やすことに意味があります。闇雲にアクセスを増やしても、売上に効果は現れません。売上に効果が現れてこそSEOが成功したといえます。

ターゲットを絞ることは、お客様の立場でホームページの中身を考えることです。おもてなしの気持ちでホームページを作る、とも言い換えられます。

例えばダイエット商品に関するホームページを作成するとしましょう。

この場合、ターゲットを「ダイエットに興味のある20代から30代の女性」としがちです。これではターゲットの範囲が広くて、ダイエット情報をどんなふうに載せて、どんなふうに見せればいいかまでは決められません。

そこであえて「ダイエットに興味のある20代の働く女性。最近の悩みのタネは、太くはないが筋肉質のふくらはぎ。ダイエットのためにジムで運動をすることで痩せてはきているが、たくましくなってきているふくらはぎが少し心配」と、このようにターゲットを絞ってみます。

さてターゲットはどんなダイエットの情報を求めているのでしょうか。一般のダイエット食品をゴリ押ししたところで、このターゲットには響きません。ふくらはぎに筋肉を付けさせない運動方法。ふくらはぎ以外の部分を特化して脂肪を落とせるサプリメント。こうした情報や商品が喜ばれそうです。

ターゲットを絞り込んで作成したホームページの方が、ターゲットのニーズや好みに合致し、納得してもらえるものになります。結果、成約率のアップにつながるのです。

反対に「ダイエットに興味のある20代から30代の女性」とぼんやりとしたターゲットにしてしまうと、幅広くアクセスはしてもらえますが、お客様の的を得られない情報ばかりを提供することになり、売上には結びつきません。

ターゲットを絞ることは、「お客様の目線に立ちホームページを作成する」ことです。お客様目線で作られたホームページは、自然とお客様に納得してもらえます。だから、ターゲットの絞り込みが大切なのです。

ホームページのターゲット 決める方法

それでは具体的にターゲットを決める方法について説明します。

まず作成するホームページの目的は何なのか、改めて振り返ってみましょう。

ネットショップであれば「お店の商品をより多くの人に紹介したい」という目的になるでしょうし、求人用のサイトならば「求職者にたくさんアクセスしてもらいたい」といった目的になるでしょう。

そこからさらに具体的にターゲットを性別や職業、趣味・趣向で分類していきます。いったいどういう人が自社の商品やサービスに興味があるのか、あるいは、どういう人に興味を持ってもらいたいのかを具体的に思い浮かべていくわけです。

女性向けの雑貨を販売するネットショップであれば「20代の女性、可愛い雑貨が好きだけど、仕事で忙しくなかなか実店舗に行けない」、求人用サイトならば「30代の転職希望者、スキルや経験はあるが、転職活動が初めてなので履歴書の書き方や自己アピールの方法に不安を感じている」など、ターゲットの持つ悩みや問題点をイメージできるところまで考えてみます。

ターゲットを絞るとどんな効果がある?

ターゲットの持つ悩みや問題点が具体的に思い浮かぶところまでいけば、どんな情報をホームページに掲載すればいいかもわかります。

ターゲットを先に思い浮かべて準備されたホームページは、検索へヒットしやすくなります。なぜなら、検索を利用する人は自身が持つ悩みや問題点を解決できる情報を探しているからです。

先ほどの求人用サイトの例でいえば、ホームページに「初めての転職でも失敗しない履歴書の書き方」のような情報を掲載しておけば、その情報を検索したターゲットからのアクセスが期待できますよね。

このようにターゲットを思い描くことは検索経由のアクセスを得ることにも繋がるのです。売上に結びつく正しいSEOですね。

ホームページのターゲットを決めることで成約率アップとSEOの効果が得られる

ホームページへ掲載する情報をコンテンツといいます。どんなホームページを作るのがいいか調べている人は、よく見かける用語でしょう。

ホームページのコンテンツやデザインについて、最初イメージがまとまらないのは当然です。その理由はターゲットが決まっていないからです。

むしろターゲットの設定がまだのうちに、コンテンツやデザインを先に決めても、そのホームページは失敗に終わります。お客様の目線で作られていないからです。

どうしてもホームページを作るときは、作る側の独りよがりになってしまいがちです。ターゲットを絞り、いったいどんな情報が求められているのかを考えるのは、自身の事業について見つめ直すきっかけにもなります。

自社のどの点がライバル企業と比較して秀でているのか、どの部分でお客様のお役に立てるのか、ホームページの作成を通して今一度考えてみるといいでしょう。

初めてのホームページはターゲットと目的、ホームページの種類から考えると進めやすい

ホームページは、24時間365日休みなくお店や事業の宣伝をしてくれます。その働きから毎日寝ずに頑張る優秀な営業マンに例えられます。

営業マンなら日々かかる人件費が心配ですが、ホームページの場合は一度制作してしまえば、その後の維持費はサーバー代の1000円程度で済むので、たくさん資金を持つ上場企業はもちろん、あまり予算に余裕のない小さな個人事業や店舗ビジネスにも利用されています。

ただ、どんなホームページでも、作ればビジネスを向上させるというわけではありません。

実は、ホームページと一概にいっても、その種類は様々です。ホームページを作る目的に適した種類を選べば、集客効果もあがり、大きく利益につながります。でも、一方で作る種類を間違えると、ぜんぜん期待以上に働いてくれないという失敗を招きます。

上で挙げた営業マンの例をもう一度持ち出せば、会社や店舗のコンセプトに合わない営業マンを雇っても、よい働きはしてくれませんよね。それと一緒です。

ホームページの種類、いいかえれば「ホームページのタイプ」を間違えて作ってしまうと、なんにも役立たない悲しい結果になります。

そこで、この記事では、ホームページの種類と選び方について詳しく解説することにしました。ホームページの見せたいターゲットをイメージし、ホームページを作る目的を整理することで、作るべきホームページの種類が見えてきます。

今回が初めてのホームページというあなたは特に、以下の方法で作るホームページの種類を決めることから始めてみましょう。

初めてのホームページを作るときの悩み あるある

いったい何から準備をはじめたらいいのか分からない!

これが、初めてホームページを作るという方で最も多い悩みです。

  • どんなホームページを作ればいいの?
  • どんなデザインにすればいいの?
  • ページ数は何ページ必要なの?
  • 載せる内容はどんなふうに考えればいいの?
  • そもそもホームページは必要?

こうした細々とした疑問を一言に集約させると「何から始めればいいのかわからない」という言葉になります。

弊社にご相談されるお客様も同じような悩みを抱えていらっしゃる方が多いです。ホームページを初めて作る方に共通の悩みなのでしょう。特にホームページでの集客を真面目に考えられていらっしゃる方ほど、慎重になって動き出せないことが多いようです。

ホームページ作成を決めたら、まずは「目標」と「ターゲットユーザー」から考える

初めてのホームページ作成、何から始めればいいかわからない。

そんなときは、まずホームページの「目標」から考えてみましょう。

ホームページにはそれぞれ、そのホームページだけの目標があります。

  • ハンドメイド商品をネットで販売したい
  • 企業のイメージアップを図りたい
  • 会社への求人募集をしたい
  • 会社名の認知を広げたい
  • 店舗への集客へつなげたい
  • サービスのお申し込みを増やしたい

目標が決まると、何を掲載したいのか、どんなデザインにしたいのか、よりホームページの完成像を具体的にイメージしやすくなります。その後のホームページ作成もスムーズに進むようになるので、なるべく具体的に目標を考えておきます。

次に考えたいのが「ターゲットユーザー」です

「ターゲットユーザー」とは、簡単にいえば、ホームページを見せたいお客様のことです。

どんなお客様にアクセスしてほしいのか、年齢や性別、仕事や住んでいる場所などを考えることも、ホームページの完成像をイメージしやすくなることにつながります。

例えば、単純に男性のお客様により多く見てもらいたい場合。男性は視覚的なイメージよりもスペックを重視に商品やサービスを選ぶ傾向があります。感情的にモノを買わず、はっきりと商品によるメリットを情報として得られた時に購入を決意するらしいのですね。

こうした場合は、美しいデザインに凝ったホームページよりも、正確で詳しい情報を掲載することに重きを置いたほうがいいでしょう。

サービスによっては高齢者をターゲットにする場合もあります。年配の方でも利用しやすいような、わかりやすい情報の配置と見やすいデザインが求められます。

「目標」と「ターゲットユーザー」が決まったら、ホームページの種類を決める

ホームページには、大きく分けて6つの種類があります。

目標とターゲットをイメージしながら、どのタイプのサイトが適しているかを考えてみましょう。そして、タイプごとに参考になりそうなホームページを探し、どんなデザインと構成で何を掲載しているのかを調べてみます。

コーポレートサイト

コーポレートサイトは、企業の中身を知ってもらうためのサイトです。

企業の成り立ちや事業内容、また経営理念などを中心に掲載し、クライアントや取引先に安心感を持ってもらうことを目的としています。

言い換えれば、コーポレートサイトは企業の「看板」や「名刺」代わり。「ホームページを通して、企業を紹介したい!」という場合には、コーポレートサイトが最適です。

サービスサイト

サービスサイトの目的は「事業を知ってもらうこと」です。

取り扱っている商品やサービスについて詳細を詳しく紹介します。商品やサービスを利用して得られるメリット、実際に利用したことのあるお客様の声など、事業や商品を売り込むための情報を中心に掲載します。

ランディングページ

ランディングページは独特のデザインをしているのですぐに判別できます。縦に長く、1ページで完結しているページです。

ランディングページの目的は「特定の商品やサービスについて売り込み、購入に導くこと」です。余計な情報は削ぎ落とし、ページを訪れる訪問者に対して物語上に商品やサービスの情報を与え、最終的にお問い合わせ(商品購入)させます。

ECサイト

ECサイトはネットショップ、オンラインショップのことです。目的は、もちろん「商品やサービスをホームページ上から購入していただくこと」です。

求人目的のサイト

求人目的のサイトは、文字通り「求職者に企業情報を提供し求人へ応募してもらうこと」を目的としています。

求人誌や求人の検索サイトでは、求人情報を掲載できるスペースに限りがありますが、自社で作ればその問題はありません。

募集要項に加えて、先輩社員からの誘いのメッセージや福利厚生の充実度といった、就職することによって得られるメリットを語り放題です。

オウンドメディア

オウンドメディアは、自社で所有する、ネット上の情報発信スペースのことです。目的は、「有益な情報を発信することで、自社商品に興味を持つ見込み客から自然にアクセスを集めること」です。

自社商品について、語りたいことがたくさんある方に向いているホームページの形です。ブログのような簡単に更新できる機能を利用して、商品に関連し人助けになる情報を積極的に更新します。それによって検索経由でのアクセスが増え、商品に興味のある人からアクセスしてもらえるきっかけが増えます。

ホームページでは、どれだけ自社商品について興味のある人、あるいは、興味を持ってくれそうな人を集められるかが勝負です。

更新の度に、売上に結びつきやすい人からのアクセスを増やせるオウンドメディアは、予算がなくてもコツコツ続けることで結果が安定しやすいので、大手の企業だけでなく個人事業主にもオススメのホームページの作り方です。

ホームページ作成 何から始めればいいかわからないあなたへ

こうして説明してきたように、まずはホームページの「目的」を決め「ターゲットユーザー」から想像してみることをおすすめします。そうすることで、作るべきホームページの種類も見えてきます。

ホームページの種類が決まれば、同業他社のホームページをいろいろと見てみましょう。あるホームページはコーポレートサイトのように単に会社情報を掲載しているだけと、別のホームページはサービスサイトのように特定の業務へお問い合わせを得ることを目的にしている、と見分けがつくようになります。

「目的」「ターゲット」「種類」に目をつけて、いろいろなホームページを見ることは、自身の事業を見つめ直すことにもつながります。目的を果たすため、どんな見せ方と内容をターゲットに提供すればいいか、他のホームページを参考に今一度考えてみましょう。

以上、初めてホームページを作るときの「何から手を付けたらいいかわからない…」を解決する方法でした。

ホームページビルダーが難しい?もっと簡単なホームページの作り方5つ

嘘みたいだけど本当!ホームページビルダーより簡単なホームページの作り方5つ

  • ホームページを自分で作りたい?
  • 安くて簡単なホームページ作成方法があります。

高いソフトを買う必要なんてありません。いつも使い慣れたパソコンさえあれば誰でもホームページを作れます。

予算は無料〜月額3,000円くらいの間で、HTML/CSSのような専門的な知識も不要です。

ホームページビルダーを試してみようかな、あるいは、すでに試してみたけど難しかったという、これからHPを自分で作ってみたい初心者にとてもオススメな方法です。

どんな方法かというと、以下で比較した5つのホームページ作成サービスを利用します。

サービスごとに特色があって、店舗向けのホームページを作るときに向いているサービス、スマホサイトに適しているサービス、または、勝手にホームページを作ってくれるサービスなんていうのもあります。

ホームページを制作会社へ依頼すると、安くても10万円はしますよね。それ以下の安い制作会社もありますが、デザインの質や集客効果を考えると、安物買いの銭失いのリスクが高く、あまりおすすめできません。

安物にお金を出すより先に、自力で挑戦してみても損はないはずです。すべてのサービスが無料の試用期間が付いてます。ぜひ試してみましょう。

自分で作れる ホームページ制作サービス 比較表

サービス名
クリックで詳細
月額料金 初期費用 無料期間 ひとこと
グーペ 1,000円 3,000円 15日 お店のHPに最適
WIX 無料 なし ずっと 万能タイプ
Jimdo 無料 なし ずっと 初心者でも安心
BiNDクラウド 初年度は無料 なし 初年度 自動でHP作成
Strikingly 無料 なし ずっと スマホサイトが得意

まずは「比較のポイント」をチェック

どのホームページ作成サービスがあなたに向いているのか?

以下の4つのポイントを比較してみましょう。

  • 1. 月額費用
  • 2. 初期費用
  • 3. 無料期間
  • 4. 独自ドメイン

各ポイントに注目し、選び方と比べ方を説明します。そのあと各サービスの特色を詳しく説明していきますね。

1. 月額費用とは? 無料がいいの?

月額費用とは

月額費用は毎月払う維持費のことです。

当然安いに越した方がいいですよね。でも、無料までいくと広告が入ったり独自ドメインが使えなかったり、ビジネス用のホームページとしては損することの方が多いです。

そもそもホームページは売上や集客力のアップが目的です。月額費用ぶんくらいは効果を得てやるのだという気合で望みましょう。

2. 初期費用とは? キャンペーンを狙うとお得

初期費用とは

初期費用は最初にかかる料金です。月額費用と一緒で、初期費用も当然安い方がいいですよね。

初期費用を無料や半額にするキャンペーンを定期的に開催しているサービスが多いので、チャンスを見逃さないようにしましょう。

とはいってもキャンペーンを待っている間、ビジネスチャンスが遠のいていることに注意です。ネットビジネスはスピード感が命と言われています。

SEOや広告での集客は先行投資が有利です。競合が増えるほど、検索上位への難度は高まりますし、広告費用も高まるからです。

お客さんが同業他社に奪われる前に動くことも意識して、どのサービスにするかを決めましょう。

3. 独自ドメインとは? 早めに取得しておいた方がいい

独自ドメインとは?

独自ドメインとはオリジナルのホームページアドレスのことです。必ず早く取っておきます。

どのサービスを使っても、利用開始時にサービス側からアドレスをもらえるのですが、不要な文字が並ぶ非オリジナルのアドレスになります(例:http:adweowe.wix.com)。これだと覚えにくい上に、見た目に信頼感がありません。

会社名や商品名が入ったオリジナルのアドレスなら、お客さんにも好印象です。覚えてもらいやすく、信頼性も高まります。あなたにとっても、自分で決めたアドレスの方が愛着も湧くはずです。

独自ドメインを取ることで、SEOの効果も得られます。独自ドメインを取ること自体に検索順位をあげる効果はありません。

ただSEOの効果はドメインに対して付きます。将来的に違うホームページ作成サービスを使ってみたくなったときや、業者へより本格的なホームページの制作を依頼したくなったときに、アドレスが変わりません。それまでのSEOの効果を失わずに済むわけです。

アドレスが変わらないことは、リピーターを失わないことでも有利です。常に同じアドレスでホームページを運営していくことで、お客さんに継続してアクセスしてもらえます。リピーターにアクセスしてもらいながら、新しいお客さんも訪れます。全体的なアクセスが倍増します。

独自ドメインは、早い者勝ちです。欲しいアドレスが残っているうちに取得するようにしましょう。

4. 無料期間とは? 思う存分利用しよう

無料期間とは?

どのサービスも使い始めた最初の期間を限定に、お金を払わず試用できます。

基本的にはどのサービスもブラウザからデザインや設定を行う同じ方法でホームページを作ります。

ですが、テンプレートの種類やページの作り方などが微妙に違います。実際に触ってみるまで、その違いはわかりません。なので、気になるサービスは遠慮せずに全部試してみましょう。

試用期間中でも、サービス側から役立つメールマガジンが送られてきます。デザインをおしゃれに見せるコツやアクセスアップにつながる工夫など、ホームページを作成し運営していくためにとても役立つ情報です。

では、いよいよ各サービスの特色を説明していきます。

お店のホームページならグーペ

グーペ

プラン名 月額料金 容量 独自ドメイン
通常 1,000円 1G
DX 1,500円 5G

グーペを無料で試してみる

グーペは、美容室や飲食店のような個人で店舗を経営している人向けのサービスです。

なんと! テンプレートを組み合わすことで400通りのデザインを作れます。

かなり初心者向けのサービスで、ホームページ制作を進める管理画面はとてもわかりすく作られています。

グーペのメニューの作り方

お店のホームページに必要な機能は一通り揃っています。

レストランなら季節によって新メニューを始めたり、エステサロンなら友達紹介の割引券キャンペーンを開催したりしますよね。

こういうイベントの告知に便利なカレンダー機能もちゃんとあります。

グーペのカレンダー機能

イベントに合わせてクーポンを配ったりもできます。

グーペのクーポン

自分で撮影した写真を並べるフォトギャラリーの機能も嬉しいですね。

グーペのフォトアルバム

お店には不可欠の料金メニューの作成も簡単です。飲食メニューやカットメニューなど。

グーペのメニューの作り方

グーペのメニューの作り方2

店舗用のホームページならグーペで決まりですね。

グーペを無料で試してみる

一般ビジネスサイトなら Wix

wix

プラン名 月額料金 容量 独自ドメイン
無料 無料 500M ×
コンボ 841円 3G
無制限 1266円 10G
Eコマース 1,641円 20G
VIP 2,533円 20G

Wixを無料で試してみる

Wixは店舗とは限らず、一般的な企業やビジネス向けのホームページ作成サービスです。

業種別に分けられたテンプレートの数はなんと500種類。一つを選んで、管理画面からドラッグ&ドロップでオリジナルのデザインにしていけます。

Wixのテンプレート

ホームページに載せる写真を無料の画像ライブラリーから選んで使えます。画像の準備がなくても、撮影センスがない初心者でも安心ですね。

Wixの写真素材

面白いのはアプリという仕組みです。

必要な機能だけを好みに合わせて使えます。ホームページをネットショップ用にしたり、お客さんからのお問い合わせへ見積もりを返したり、利用価値の高いアプリが並びます。ホームページ上でお客さんとライブチャットができるアプリなんかもあります。

Wixのアプリ

こういった制作作業をスムーズに進めるには、管理画面の使いやすさが重要です。WIXの管理画面は合格ですね。

WIXの管理画面

Wixを無料で試してみる

初心者に優しい jimdo

Jimdo

プラン名 月額料金 容量 独自ドメイン
無料 無料 500M ×
プロ 945円 5G
ビジネス 2415円 無制限

Jimdoを無料で試してみる

使い方も簡単でデザインもオシャレなJimdoはバランスの良い初心者向けのサービスです。

管理画面に並べられたメニュー。ここでホームページを作っていきます。シンプルにまとまっていてわかりやすいですね。

Jimdoの管理画面

テンプレートを選んでデザインができるのは他のビルダーと同じです。

Jimdoのテンプレート

スマホデザインも画面を見ながら進めます。

Jimdoのスマホデザイン

正直言って、以前はあまりかっこよくなかったテンプレートですが、最近おしゃれにアップグレードされました。これなら会社や店舗の顔として使っても恥ずかしくないですね。

Jimdoのテンプレート

Jimdoを無料で試してみる

自動にHPを作ってくれる BIND クラウド

Bind Cloud

プラン名 月額料金 容量 独自ドメイン
エントリー 初年度無料 1G ×
プロ 2,480円 300G
ビジネス 9,800円 1T

無料でBindを試してみる

こちらはなんとコンピューターがあなたの代わりにホームページを作ってくれるサービスです。

BindのHPの作り方1

質問に答えていくと、3パターンのデザインを提案してくれます。

BindのHPの作り方2

詳しいマニュアルが動画で用意されています。親切ですね。

BindのHPの作り方3

3つのデザインを勝手にデザインして提案してくれます。このうち一つを選んで、細かく調整していくことでオリジナルのデザインができあがります。

BindHPの作り方4

完成版です。お見事!

bindのHPの作り方5

無料でBindを試してみる

初心者の店長さん向け おちゃのこさいさい

おちゃのこさいさい

プラン名 月額料金 容量 独自ドメイン
ベーシック 850円 500M ×
アドバンス 1,500円 無制限

おちゃのこさいさいを無料で試してみる

グーペと同じく店舗用のホームページを作るときに頼りになるサービスです。

おちゃのこさいさいもテンプレートを選ぶ方法でデザインができあがります。

お店のホームページなら定番といえる見やすく親しみやすいテンプレートが揃っています。業種ごとに分類されているので便利ですね。好みのテンプレートがすぐに見つかるはずです。

おちゃのこさいさいのテンプレート

店舗のホームページは、ホームページを見てもらうことだけがゴールではありません。店舗へ足を運んでもらうことが目的です。それに役立つのがクーポンやメールマガジンです。

もちろんあります。クーポンもメルマガも簡単に管理画面から発行できます。

最初のサービス登録から初期設定も非常に簡単です。5分でお店のホームページが開けるわけですから、忙しい店長さんもぜひ試してみましょう。

おちゃのこさいさいの登録

おちゃのこさいさいの初期設定

おちゃのこさいさいを無料で試してみる

スマホサイトなら strikingly

strikningly

プラン名 月額料金 容量 独自ドメイン
無料 無料 条件付き無制限 ×
リミテッド 8ドル 条件付き無制限
プロ 16ドル 条件付き無制限

Strikinglyを無料で試してみる

スマホサイトといえばStrikinglyです。

縦に長いレイアウトはシングルレイアウトと呼ばれ、画面幅が狭いスマホでも、しっかり内容を伝えられるレイアウトです。

Strikinglyは外国生まれのサービスです。垢抜けたおしゃれなデザインが揃っています。

Strikinglyのデザイン

作り方も簡単です。まずは初期設定で基本情報を埋めます。

Strikinglyの設定方法

次に画面の指示に従って進めていけばデザインは終了。あっという間に今風のスマホサイトを公開できます。

Strikinglyの作り方

Strikinglyを無料で試してみる

かっこいいデザインでスマホデビューしちゃいましょう。

以上、ホームページビルダーの代わりになる5つのHP制作サービスを紹介してきました。すべてにお試しの無料期間が付いています。

名刺代わりのシンプルなホームページから、売上アップや集客効果のための本格的なビジネスサイトまで幅広く対応できます。WixやJimdoならブログをサイト内で更新する機能も付いています。目的に合うサービスをぜひ選んで使ってみてください。

サービス名
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月額料金 初期費用 無料期間 ひとこと
グーペ 1,000円 3,000円 15日 お店のHPに最適
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Jimdo 無料 なし ずっと 初心者でも安心
BiNDクラウド 初年度は無料 なし 初年度 自動でHP作成
Strikingly 無料 なし ずっと スマホサイトが得意

ちなみに弊社では商用ホームページの制作を承っています。低価格&高品質のビジネスパックというサービスです。

以下でビジネスパックの特徴をご案内しています。制作会社を検討されているあなたは、ぜひビジネスパックを選択肢の一つに加えてみてください。

バナー画像の作成依頼と料金について

  • 1点 3000円〜
  • 広告用からメインビジュアルまで対応します!

このページの目次

HP作成をご希望の方は
トップページからご覧ください!

バナー画像とは

バナー画像

バナー画像とは広告や宣伝用に作られる画像です。視覚的にインパクトを与え、画像に設定したリンク先のページを見せることが目的です。

サイト上へ掲載する位置や掲載する端末(PC、タブレット、スマホ等)、また、実現したい視覚的効果によって、作成する画像の大きさやファイルタイプが変わってきます。

オールイットでは様々なサイズ、タイプのバナー画像の作成に対応しておりますが、お客様にとってイメージしやすいよう、Googleのイメージ広告で利用できる画像の種類を基準に料金を定めています。

バナー画像の種類

バナー画像には静止画とアニメーションの二種類があります。

静止画

過去の制作事例

静止画は文字通り、動かず静止したままの画像を指します。動かさず静止した1枚の画像で言いたいことをうまく伝える必要があるので、作成時には印象的な画像を選び、刺さるキャッチコピーや言い回しを考える工夫が必要です。

アニメーション

過去の制作事例

静止画と異なり、複数の画像を組み合わせてストーリーを生むことができるので、言いたいことを伝えやすいというメリットがあります。また、動きがある画像は視線をひきつける効果があるところも強みです。しかし、視覚的にうるさい画像は広告臭さが強く嫌われやすい傾向もあるので、使いどころと伝えたいメッセージがうまく釣り合っているか慎重な検討が必要です。

自サイトへ掲載するにあたっては、画像の大きさやアニメーションの長さに制限はありませんが、広告利用する場合はGoogleとYahoo!でそれぞれ定められたガイドラインに従う必要があります。

googleでは、毎秒5フレーム未満、30秒以下のアニメーションで、ループさせることが可能です。Yahoo!はスマホのみアニメーション画像を利用でき、長さは15秒以内、再生の無限ループは禁止されています。

ガイドラインに沿っているかの判断が難しい場合は、ご遠慮なくご相談ください。

バナー画像のファイルタイプ

バナー画像も通常の画像と同じように以下のファイルタイプを利用できます。

.jpg、 .png、 .gif

色数が多いバナー画像、写真を使ったバナー画像、アニメーションと画像の内容によって適したファイルタイプが違います。制作時に最適なファイルタイプを選択します。

バナー画像のファイルサイズ

色数が多く複雑なデザインであるほどバナー画像のファイルサイズは大きくなります。大きすぎると、ファイルの読み込みが遅くなってしまいます。見て欲しいタイミングを逃すことになりかねないので、できるかぎり小さなサイズにする工夫が必要です。

GoogleもYahoo!も広告として利用できるファイルサイズを150kB以下に定めています。こちらのサイズを目安に制作しています。

画像サイズ

ファイルサイズと混同しがちですが、ここでいう画像サイズは画像の視覚的な大きさです。「横 x 縦」の長さで表し、単位はピクセル(px)を使用します。

画像サイズはサイト上で表示したい場所に合わせて決めることになりますが、広告として併用もできるようにGoogleで利用できるサイズを基準に考えることをおすすめしています。

以下、画像サイズの種類と大きさです。静止画とアニメーションで利用できるサイズが異なります。また、Yahoo!では利用できないサイズもあります。

240×400
320×50
468×60
728×90
250×250
200×200
336×280
300×250
120×600
160×600
300×600
970×90
320×100
970×250
300×1050

バナー画像 料金表

静止画

アニメーション

メインビジュアル

メインビジュアルはアイキャッチ画像ともいわれる画像です。ページを開いたとき一番に目に入る位置に置かれ、第一印象を決定します。

この画像によってサイト訪問者がサイトに滞在するかどうかが決まるといわれるほど重要な画像です。サイト訪問者へ最も伝えたいことを意識して、サイト訪問者へ与えるメリットを連想させる画像とキャッチコピーで作成します。

メインビジュアルは、画像が複数自動的に入れ替わるスライドショーの形式で見せることも可能です。スライドショーは見た目に強い印象を与える効果がありますが、3枚を超えると見てもらえない割合が高くなります。また、スライドショーはデータを多く使うので、ページ全体の表示速度に影響します。目的を明確にして、スライドショーが本当に必要かどうかを検討することが求められます。

静止画 料金表

スライドショー

スライドショーは上記の静止画の料金に追加で16,000円〜となります。

ホームページのデザインを依頼するときに注意することはありますか?

この教室でいつも言うことだけど、「オシャレ」が正義だとは思わないことだね。
え? いいんじゃないですかオシャレなデザイン。
もちろん悪いことだとは言ってないよ。でも、見た目の良さばかりを追求して、サイト訪問者のことを考えてないデザインが本当に多いんだ。

サイト訪問者にとってもオシャレなホームページのほうがいいんじゃないですか?
でもオシャレかそうでないかは、人によって違うよね。その人のセンスや好みしだい。
まぁ、そうですけど。
だから、もっと「わかりやすさ」や「使いやすさ」にこだわったほうが、デザインとしては受け入れられるはずなんだよ。
「わかりやすさ」と「使いやすさ」ですか? 考えたこともなかったなぁ。もっと詳しく教えてください!

HPデザインの注意点
詳しく解説しましょう!

本当のデザインの良さを求めるなら

【ビジネスパック】

詳しく見てみる

売り上げはデザインしだい?

デザインにこだわりすぎた結果、わかりにくく使いづらいサイトになってしまう失敗は本当に多いです。

そもそもデザインというのは、見た目の質が良いことだけではありません。利用者にとっての、「わかりやすさ」や「使いやすさ」という機能的な質の良さも表現する必要があります。

例えばファッション系のネットショップ。洋服やアクセサリーなどの写真がいくらステキに並べられても、購入ボタンがどこにあるのかわからなければ、当然、売上は発生しませんよね。

これは、オシャレに見せることを優先しすぎた結果、サイトの「商品を買ってもらう」という機能を破壊している例です。

ネットショップだけでなく会社案内を目的とするコーポレートサイトや実店舗への集客用のサイトでも同じように、見た目で差別化しようと狙いすぎたために失敗してしまうケースはよくあります。

こういう過ちを犯さないようにするには、最初にサイトのターゲットと目的を100パーセント明確にしておくことです。このサイトは、「誰のために(ターゲット)」そして、「何のために(目的)」作るのかを優先しましょう。

ホームページにどんな人が来てほしいか? どのように使ってほしいのか? その答えを考えれば最適なデザインが導かれるはずです。

といっても制作会社へデザインを依頼すれば、デザイナーがデザインを担当しますよね。あなたの仕事は確認です。確認してよければデザインは確定します。クオリティの最終判断はじつはあなたに任されているということです。これは一大事です。

デザイナーへ口出ししすぎるとデザインがダサくなる?

ホームページのデザインを制作会社へ依頼すると、制作過程の要所要所でデザインの確認を求められます。

できあがったデザインを見て、想像していたものと違ったというのはよくあることです。デザイナーとあなたで意見を交換し、修正を重ねて完成を目指すのが普通です。修正の要望があれば、遠慮なく伝えて大丈夫です。

ただ、このときひとつ注意が。それは、デザイナーの意図に少し耳を傾けてあげてほしいのです。

先の項でもお話ししたように、デザインとは決して見た目の良さだけを表現したものではありません。利用者にとってのわかりやすさや使いやすさも考慮しなければなりません。

また、最近は依頼者によって自由に更新できるホームページが求められています。積極的な更新はSEOの効果があります。また、更新によって常に情報が新鮮に保たれた、活気のあるホームページはサイト訪問者への印象もよくします。

ホームページの更新を依頼側で簡単にできるようにするには、それを前提としたデザインでなければなりません。雑誌の表紙のような印象的なレイアウトは確かに見た目を引きます。しかし、それを更新するにはデザイナーと同等のセンスと技術が必要です。

つまり、ホームページのデザインには、簡単にオシャレ/ダサいでは測れない、色々な意図が隠されているのです。その意図を知らず、デザイナーへあちこち作りなおさせることは、あなたにとっての満足度はあげますが、本来ホームページがあるべき質を落としてしまうリスクがあります。

本当はデザイナーの方に、依頼側へデザインの意図をわかりやすく伝えるための能力が求められるのですが、なかなかこういう言語化できる能力とデザインセンスの両方を兼ね備えたデザイナーがいないのも事実です。

ですので、制作側からの押しつけ的なお願いになってしまい申し訳なく思うのですが、デザインを確認するとき、もしイメージしていたのと違う箇所があれば、「なぜ、ここはこういうようにデザインしたのだろうか?」と、少しでもいいので意図を想像してみるのです。それが準備となって、つたない説明でもデザイナーの意図を理解しやすくします。その後の意見も交わしやすくなり、結果としてより良いデザインを生むことにつながるはずです。

完璧なデザインはない?

じつは極端な話、どんなデザインが素晴らしいかは、ホームページを公開してサイトにお客様が来るまでわかりません。

例えば、再びネットショップを例にしますが、青色の購入ボタンを赤色へ変えただけで、注文数が2割アップした、というようなデザインの小さな変更がサイトの売上に大きく影響をあたえることは珍しくありません。

最初の「公開するまでわからない」は、言い換えれば、どんなデザインも改善の余地が常にあるということです。実際にお客様の反応を得てからわかったことが、最初に予想していたものとぜんぜん違うのはよくあることです。重要なのは、お客様の反応を見て、いかに素速くへデザインを改善してくのかということです。

デザインの質を確かめる方法には、生の声を聞くこと、アクセス解析を利用することの二通りがあります。

生の声は、実際に知人にサイトを利用してもらえば得られます。見た目の印象はサイトのコンセプトにマッチしているか。サイトの信頼性を損ねる怪しさは漂っていないか。求めている情報へたどり着きやすいデザインになっているか。利用者の客観的な意見を聞いて、失敗している箇所に改善の工夫を加えます。

デザインの質は数字でも測れます。Google アナリティクスを利用すれば、サイト訪問者の行動を記録できます。記録を振り返れば、サイトの利用のされ方を分析できます。クリックしてほしいボタンがぜんぜんクリックされていなければ、なにか見せ方に問題があるのかもしれません。問題点を突き止めるのに、数字のデータは役立ちます。

以上、ホームページのデザインについて注意したいことを説明してきました。最後の「ホームページのデザインに完成はない」という件は依頼時に直接注意すべきことではないですが、完璧なデザインを目指そうとすると、これが正しいとイメージをこり固めてしまう危険があるので加えておきました。

デザインに100%の正解はありません。時代によっても好まれるテイストは変わってきますし、ターゲットによっても求められるデザインはまるで違います。自分だけの好みでガチガチになると、デザイナーの意見もデータも受け入れる余裕がなくなってしまします。独りよがりで突っ走っていっては、サイト訪問者を置き去りにしてしまいます。デザインはサイト訪問者のためにあるべき。これを忘れずにしましょう。

1ページだけの更新とか追加の依頼にも制作会社は対応してくれるの?

対応してくれるところもあるよ。大きな制作会社だと難しいかもしれないけど。
なぜ難しいんですか?
やっぱり単価が小さいからね。お金にならない仕事を受ける暇がないというのが本音だね。でも、個人事業のデザイン事務所やフリーランスなら快く受けてくれるところが多いよ。

そうですか? でもお金がかかるから迷ってるんです。
更新をケチっちゃダメだよ。更新することがホームページを活用する上で最も重要なんだ。
更新が、ですか?
そうだよ。だから本当は最初から自分で更新できるようなデザインや仕組みで作っておくべきなんだよ。
だったら更新料もかかりませんもんね。なるほど、更新についてもう少し詳しく教えてください!

更新の必要性
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更新しやすいホームページを作ります

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完成後のホームページに手を加えたくなっても、技術的に難しくて制作会社に依頼したいというときがあると思います。

あるいは、自分で作成したホームページのできにあまり満足いかず、トップページだけプロの手を借りて作り直したいという場合もあるかもしれません。

このような小さな要望は単価が小さいので、大きな制作会社では断られることが多いかもしれませんが、個人事業として営業しているデザイン事務所やフリーランスデザイナーへ依頼するとまず問題なく対応してくれるはずです。

作ったままの状態で放置するのが、せっかくのホームページを無駄にしてしまう一番の原因です。更新を重ねることでホームページの質は高まり事業に役立つよう成長します。1ページだけの追加や修正だからといって、遠慮はせずにまずは問い合わせてみましょう。

遠慮しちゃダメ! 定期的なページの更新が必要な理由

更新がなぜ重要なのか? その理由は、更新することでホームページの集客力と接客力のレベルがあがるからです。

ホームページを売上に結びつけるには、集客と接客という二つの側面で質を高める必要があります。

  • 集客は、ホームページへたくさんお客様を集めること
  • 接客は、集めたお客様に適切な対応をすること

まずは集客について

ホームページをすでにお持ちの方ならご存知の通り、ほとんどの場合、ホームページが検索にヒットしない限りアクセスは増えません。

ホームページを検索へヒットさせるためには、検索エンジンからの評価を高める工夫が必要になります。その工夫を総合的にまとめてSEOといいます。

検索エンジンからの評価を高められれば、検索順位が向上します。検索順位が上がれば、検索ユーザーへの露出も増え、結果アクセスアップへつながります。

SEOの情報はネットのあちこちで見られます。古い情報もまだネット上に残っていて、何を信じればいいか初心者には判断が難しいでしょう。SEOのテクニックのなかには、初心者が迂闊に手を出してしまうと逆に検索順位を大きく下げるブラックSEOの情報も紛れています。知らずのうちにリスクをおかしていたら怖いですよね。

しかし、更新がSEOに効果的というのは、常に変わらず言われています。検索エンジンは、新しく価値のある情報を積極的に発信しているサイトを評価するからです。

特殊で難しい傾向があるSEOのテクニックですが、ホームページを更新することなら、前向きな気持ちを持っていれば誰でも取り組んでいけるはずです。

接客にも更新は効果的

常に更新されているホームページは、検索エンジンからの評価だけでなく、実際にサイトを訪れるお客様の評価も高めます。

一方は何年も前から中身の変わらないホームページ、もう一方は古臭いデザインをしているが積極的に熱いメッセージや役立つ情報を発信しているホームページ。

どちらがお客様にとってお問い合わせしたくなるホームページなのか? この答えは満場一致で後者のよく更新されているホームページのほうのはずです。

いまは、ネット上にはどんな商品やサービスでも競合サイトが多すぎて、ひと昔前のようにホームページの見た目だけで差別化するのは難しい時代です。

サイト訪問者に、ここへお問い合わせしてみよう、ここで買ってみようと選んでもらうためには、新鮮で価値のある情報を届け信頼を勝ち取る必要があります。作ったまま放置されたホームページでは何も訴えられません。

このようにホームページを更新することは、集客と接客の両方の面で効果をあげられます。

できれば更新しやすいデザインで作ってもらおう

もし自分で簡単に更新できる仕組みなら、わざわざ1ページのために制作会社を探す必要はありませんよね。

既存のページを簡単に修正するような場合でも、制作会社へ依頼すると5000円とか1万円とかかかってしまいます。

単に一枚写真を差し替えるだけでも、不測の事態に備えてバックアップを取らなければなりません。また、差し替えた写真に満足いかずまた修正作業が必要になるかもしれません。

このように依頼側には小さく見える作業でも、制作側は意外と手間をかけ、予測もたてて作業します。そのため依頼側が期待するほど小さな額にはなりません。

もし1ページを丸ごと追加するようなケースは、さらに準備から実作業まで必要な作業量が多くなり、2万や3万円にもなることも普通です。

この更新料が嫌で更新になかなか取りかかれないという人が多いです。しかし、更新しなければホームページの売上がアップすることはありません。いつまでも予算に余裕がないままなので、更新用に資金も回らず。

こんな悪循環に陥らないようにするために、必ず自分で更新しやすいデザインと仕組みにしてもらいましょう。いまの時代、特に大企業のような資金力がない個人事業や中小企業がホームページで戦うなら、自分で更新できる機能が不可欠です。

ホームページでどんなことをどのように更新していけばいいか、それについてはまた講座で説明したいと思います。

WordPressのプラグインって何? なんでもできると聞きましたけど

なんでもできる、と言い切るのは乱暴だけど、確かにそういえるところもあるね。
例えば、お問い合わせフォームやショッピングカートの機能もプラグインなら簡単にできるって聞きました。
間違ってはないよ。プラグインというのは、そういうWordPressに初めから備わってない機能を追加できる仕組みなんだ。

どんな機能でもあるんですか?
探せばほぼ見つかるだろうね。ひとつのプラグインで実現できない機能でも組み合わせることで可能になるし。
いろいろ試してみたいなぁ!
でも注意することも多いよ。使い方を知らずにプラグインを乱用するとシステムを重くしたり、セキュリティが危なくなったり。
気をつけないと。他にもプラグインのこと詳しく知りたいな。

WordPressのプラグイン
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WordPressでのホームページ作成ならお任せください!

【ビジネスパック】

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プラグインとは?

プラグインは、「WordPressに新しい機能を追加できる仕組み」のことです。

いろいろな用途で、特定の機能に絞ったプログラムがプラグインとして配布されています。プラグインをWordPressへインストールすることによって、WordPressの初期状態には備わっていない機能を追加できます。

プラグインの例

プラグインで追加できる機能にはいろいろなものがあります。以下で系統にわけて、人気のプラグインをいくつか紹介します。プラグインによって実現可能な機能をイメージしていただけるかと思います。

SEO系プラグイン

SEOは、検索エンジンからのアクセスを増やすための対策のことです。

「All in One SEO」は、SEOに関連するサイト情報を細かく設定できるプラグインです。個人ブログから企業サイトまで幅広く使われている定番のプラグインです。

「All in One SEO」をインストールするだけで、検索結果の上位へ表示できるというわけではないですが、SEOへ取り組んでいくために最初に設定しておくべき内容を初心者でも網羅しやすくなってます。

All in One SEO Pack — WordPress Plugins

接客系プラグイン

サイト訪問者へ対応するためのプラグインを「接客系プラグイン」と勝手に呼んでいます。

接客系プラグインで代表的なものは、なんといっても「Contact Form 7」です。「Contact Form 7」は、メールフォームの設定を簡単にしてくれます。

必ずと言ってもいいほど、サイトやブログにはお問い合わせの窓口としてメールフォームが設置されています。メールフォームを制作するのは難しいプログラミング言語やセキュリティの知識が必要ですが、「Contact Form 7」ならコピペだけでメールフォームを実装できます。

Contact Form 7 — WordPress Plugins

セキュリティ系プラグイン

WordPressをウイルスやハッキングから守るためのプラグインです。

ユーザーの多いWordPressは悪質な攻撃を受ける機会も多いです。特に管理画面への侵入を狙ったブルートフォース攻撃の被害はあとを絶ちません。

「SiteGuard WP Plugin」は、初心者が最初に入れておきたいセキュリティ系のプラグインです。第三者が管理画面へ侵入することを防いでくれます。インストール直後、それまでのWordPressへのログインURLが変わることに注意です。

SiteGuard WP Plugin — WordPress Plugins

管理系プラグイン

WordPressを効率的に管理していくのに役立つプラグインです。ここではバックアップ用の「backWpup」をピックアップしました。

万が一にもWordPressがウイルスに感染してしまったら、あるいは、ついうっかりの操作ミスでデータを破壊してしまったら。そんな予想外のトラブルに遭ったとき、バックアップがあれば復旧できるので安心ですよね。

「backWpup」は、最初に設定しておけば、バックアップの対象データ、保存先、保存形式、スケジュールなど細かく設定できます。特に重宝するのがスケジュールです。毎日、毎週、毎月など定期的にバックアップが自動で行われるように設定できます。

BackWPup Free – WordPress Backup Plugin — WordPress Plugins

キャッシュ系プラグイン

キャッシュ系のプラグインは、主にサイト表示の速度を改善するために利用されます。

WordPressは性質上、一般的なサイトと比較すると動作が重いというデメリットがあります。サイト訪問者が常にベストなネット環境にいるとは限りません。たとえ回線速度が貧弱でもストレスなくサイトを閲覧してもらえる工夫をしてあげることが大切です。

「Wp Super Cache」は、サイト表示に必要な処理を効率化してくれます。結果、ページの表示速度が改善されます。初心者が使い方をわかってないままインストールすると、表示速度とは別の問題が発生したり、なかなか扱いが難しいプラグインです。使い方についての情報はネット検索すればたくさん出てくるので、使い方を知ってから試してみるのがいいと思います。

WP Super Cache — WordPress Plugins

カート系プラグイン

WordPressへショッピングカートの機能を付けられるプラグインです。

「welcart」は、決済の仕組みだけでなく、会員や商品の在庫を管理する機能も含んでいるので、本格的なECサイトの構築に役立ちます。機能が豊富で、これが初めてのネットショップという方は戸惑うかもしれませんが、日本語で丁寧な説明がされているサイトがあるので、それを参考に設定を進めてみるといいと思います。

Welcart Home ショッピングカート For WordPress | ECサイト構築プラグイン

ユーザー管理系

サイト訪問者を会員として囲い込むことができれば、リピーターの増加へつながります。更新情報を会員へ届けるだけでサイトアクセスを増やせますし、先にあげたネットショップの会員の場合なら、新商品の告知を届けて売上アップを狙えます。

そんな、さまざまなタイプのサイトと相性が良い会員制の仕組みもプラグインなら簡単です。

「Simple Membership」は、無料/有料など会員を種類でわけて、ペイパルによる課金も可能にするプラグインです。会員ごとに閲覧できるページやダウンロードできる素材などを分けることもできます。

Simple Membership — WordPress Plugins

プラグインがあればなんでもできる?

上記の例で見てきたように、何か特定の機能が欲しければプラグインを探してみましょう。希望にマッチするプラグインが必ず見つかるはずです。

会員系とカート系のプラグインを組み合わせれば会員制のネットショップを構築できるように、単体で最適なプラグインが見つからなくても、複数のプラグインを組み合わせるとうまくいくケースもあります。

注意したいのはプラグインの乱用によるデメリットです。複雑な処理を任せるプラグインを多く使用すると、サイト表示が遅くなります。プラグイン同士の相性も重要で、あるプラグインの組み合わせでは正しい動きをしないという不具合もあったりします。

特にWordPressを使い始めの頃は、いろいろな機能を試したいですよね。そのためプラグインをたくさんインストールしてしまいがちです。

趣味のWordPressなら好きなだけプラグインを試しても大丈夫ですが、会社案内用のサイトや店舗集客用のブログなら、サイトへの不具合は事業の信用を傷つけます。お客様へ不信感を与えてしまうことにもつながるので、実現したい機能に不可欠なプラグインだけを厳選して使うことをおすすめします。

プラグインの見つけ方

プラグインを検索できる画面が管理画面に用意されています。しかし、検索の精度はあまりよくないので、Google検索のほうをおすすめします。

WordPressのユーザーの多くは、自らWordPressを利用する過程で得た知見を積極的に発信している人が多いです。欲しい情報はネットを検索すればたいてい見つかります。

「WordPress 欲しい機能 プラグイン(例:WordPress カート プラグイン)」のように検索してみましょう。よくヒットするプラグインはそれだけ人気が高く使いやすいことを意味します。使い方も「プラグイン名 使い方」で検索すれば、詳しい説明がすぐに見つかるはずです。

注意が必要なのは、たまにセキュリティに問題を抱えるプラグインに当たることです。プラグイン経由でウイルス感染し、知らないうちに自分が感染を拡大させる加害者になっていることがあります。

自分ひとりの情報だけならまだしも、ネットショップみたいな会員情報を預かるタイプのサイトを運営している場合は、会員の連絡先や決済情報を漏洩してしまうリスクがあります。大きな賠償責任を追及されることにもなりかねません。

こういうトラブルを避けるには、プラグインの作者や配布元が信頼できるかどうかをチェックしてから利用することです。

プラグインをインストールする方法

欲しいプラグインを見つけたらWordPressへインストールしてつかいます。インストールする方法はいくつかあります。FTPソフトを利用してレンタルサーバーへプラグインを転送する方法。WordPressの管理画面から直接インストールする方法。後者の管理画面からの方法が一番簡単です。

インストール画面

プラグインを停止して削除する方法

プラグインが原因で何か不具合が生じてしまったとき、または、単にもう使わないことを決めたプラグインはプラグイン一覧画面で停止します。

停止ボタン

プラグインを停止してもプラグインに関連するファイルはレンタルサーバーの中に残ります。最近は低価格でも容量がたっぷりのレンタルサーバーが増えましたね。プラグインひとつが容量を圧迫することはないと思いますが、不要なプラグインがたくさん存在すると、どれが何のためのプラグインだったのかわからなくなり混乱します。もう二度と使わないと決めたプラグインは、早いうちに削除しておいたほうがいいですね。

プラグインをアップデートする

開発者が改良に積極的なプラグインほど人気がある気がします。新しい機能を搭載したプラグインの新バージョンが発表されれば、管理画面へ通知がきます。

プラグインの新バージョンがセキュリティ効果を目的にしていることもあります。高機能なプラグインでも、セキュリティ面を見ると欠陥を抱えてることがあります。セキュリティ効果を改善するための新バージョンが配布されたら必ずアップグレードしましょう。

プラグインのアップグレードもプラグインの一覧画面からできます。更新をクリックすれば、画面を移動することなくリアルタイムに更新が完了します。

アップデートボタン

アップグレードする前は、必ずWordPressのバックアップをしておきます。プラグインを新しくしたことをきっかけに不具合が生じることがあります。画面が真っ白になったり、予期せぬトラブルに備えてバックアップがあれば安心です。アップデートだけでなく、プラグインをインストール/削除するときもバックアップしておけば万全ですね。

以上、WordPressのプラグインについて説明してきました。プラグインはWordPressを利用するときの代表的なメリットのひとつです。ぜひ使ってみましょう!

WordPressのデザインを司るテーマって何?

司る(つかさどる)とは、これまたおおげさだね。でも、確かにテーマがWordPressのデザインを決めるからね。
テーマはテンプレートのようなものですか?
そうだね。WordPressはテーマを着せ替えることで、いろいろなデザインを試せるんだ。テーマの中には、ネットショップや会員制の仕組みを備えているものもあるよ。

便利ですね! 自分でオリジナルのテーマを作ることもできるんですか?
もちろんできるよ。それなりに高度な技術が必要になるけど、子テーマを利用すれば、少し簡単にできるかもね。制作会社へ依頼するときも開発の方法によって納期を短縮したり、費用を少し安くできたりするよ。
なかなか奥が深いなぁ。
テーマはWordPressの強みのひとつでもあるからね。語れることは多いよ。
なるほど! じゃあもう少し詳しく聞こうかな。

WordPressのテーマについて
詳しく解説しましょう!

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WordPressのテーマとは?

テーマはWordPressの強力な機能のひとつです。これを一番の理由にWordPressでのサイト制作を決める人もいるほどです。

テーマはWordPress用のテンプレートのことを言います。WordPressにはテーマ用の管理画面があり、そこから自由にテーマを変更して、簡単にサイトのデザインを変えられます。

例えると、テーマはWordPress用の着せ替えデザインとも言えます。サイトを運営してく途中でデザインに飽きてしまうことはよくあります。長く使ってきたデザインを時代にマッチする最新のデザインへリニューアルしたくなることもあります。こういうとき簡単にデザインを着せ替えられるのは便利ですよね。

テーマは、すでに他の技術者によって開発された既存テーマと、自分で開発へチャレンジするオリジナルテーマの2種類があります。

既存テーマ

既存テーマの多くは、凄腕のデザイナーやプログラマーによって作られたものです。高い技術で最新のトレンドが反映されたデザインや機能を手軽に試せるのは嬉しいですよね。

既存テーマの中には、ネットショップのショッピングカートやSNSの会員システムなど特別な機能を実装しているものも珍しくありません。独自で開発すれば高額な予算とハイレベルな人材が必要になりますが、既存テーマをうまく利用すれば、独自開発の何十分の1のコストと手間におさえられます。

既存テーマを利用するとき注意が必要なのは「セキュリティ」です。テーマの中にウイルスが仕込まれていることがあります。WordPressは通常のホームページと違う特殊な構造をしています。ウイルスに感染したWordPressだけでなく、同じレンタルサーバーへ入った他のサイトにも影響を与えることがあります。サーバー全体が機能しなくなる大きな被害を招くこともあるので、責任を持って慎重に安全なテーマを選びましょう。

どのテーマが安全なのかを判断するには、専門的な知識が必要です。初心者は安全性を特に重視して、公式のテーマディレクトリで見つかるものを選んだほうが安心です。

もしグーグル検索で使いたいテーマを見つけたときは、念のため開発者のプロフィールも必ず確認しておきます。実績のある開発者であれば、100%ではありませんが、信頼性は高まります。

また、無料よりも有料のテーマにこだわって探してみるのもいいでしょう。最近は無料でも有料のテーマに遜色劣らず高機能でデザイン性も高いテーマがたくさん見つかりますが、安全面で考えるとセキュリティチェックをしっかり行っている有料テーマの販売サイトは安心できます。以下におすすめの2サイトをあげておきます。

Premium WordPress Themes and Plugins by MyThemeShop
Website Templates | WordPress Themes | ThemeForest

オリジナル テーマ

既存テーマに物足りさなを感じている方は、オリジナルテーマに挑戦してみるといいでしょう。その名の通り独自の趣向を反映させた自分だけのテーマのことです。

自分で開発する場合はかなりの力量を試されます。制作会社へ依頼すれば、既存テーマの場合より2~4倍程度のコストがかかります。手間とコストがかかるぶん、既存テーマへ覚えていた違和感はなくなり、満足感が高まるはずです。

WordPressはあくまで趣味という方なら、遠慮せずオリジナルのテーマ作成にどんどんチャレンジしてみるといいですね。オリジナルのテーマを開発するには、ホームページを作成するのに必要な基礎知識 HTML・cssに加えてPHPやJavaScriptといった高度なプログラミング言語が必要です。WordPressのユーザーは多く、積極的にノウハウをネット配信している開発者も多いので、ほとんどのことはネットを検索すれば解決できます。挑戦していく過程で、いろいろなスキルを身につけられます。

体系的によくまとめられた専門書もたくさん見つかります。軽く2、3冊読んでから、あとは実際に実現したいことをトライアンドエラーの繰り返しで学んでいくのがおすすめです。

事業用のサイトにWordPressを利用する方の場合は、開発を慎重に進めたほういいでしょう。少し文字を打ち間違えただけで、サイト表示が真っ白になってしまったという失敗例があとを絶ちません。

事業用のサイトに生じた不具合は会社の信用や売上に直結します。テスト用にレンタルサーバーをもうひとつ用意したり、少し複雑な設定が必要になりますが手元のパソコンにWordPressの開発環境を構築したりして、開発を進めれば、バグが生じてもお客様へ迷惑をかける心配はなく、ビジネス的な打撃も避けられますね。

テーマの作り方

テーマを開発するときの方法は、大きく分けると以下の二つがあります。

  • スクラッチ(新規開発)
  • 子テーマを作成する

スクラッチ(新規開発)

スクラッチ。かっこいい響きですね。わかりやすくいえば、白紙から物事を設計していくことをいいます。WordPressの場合で言えば、テーマを完全に新規のものとして開発していくことを指します。まさに正真正銘、自分だけのデザインと機能を持つテーマをいちから作っていくことをいうわけですね。

ただ、じつは、予算と時間に厳しい制限があるのが普通の制作現場では、本当に何もない真っ白な状態から開発を進めるケースはあまり多くないと思います。

およそどの制作会社でも、制作物に一定の質を保つためスタッフ間で共有しているデザインルールがあります。そのルールにもとづき、凡庸性が高く使い回しに便利な部分まではテンプレートとして作っておいて、クライアントの要望へ合わせて微調整していくという方法で開発を効率化しているところが多いです。それによって、短い納期でも質の高いテーマ開発が可能になるわけですね。

子テーマを作成する

子テーマは既存のテーマを活用して、オリジナルのテーマを作っていく方法です。既存テーマを親と呼び、親であるテーマのデザインや機能を継承した子テーマをオリジナルのテーマとして作っていきます。親テーマで活かせる部分は残し、新しく加えたいデザインや機能を肉付けしていきます。

子テーマをオリジナルのテーマと表現するのは、少し違和感を生むかもしれません。他に親テーマを開発した者が存在するからです。

しかし、子テーマを利用したテーマ開発はWordPressの制作現場ではわりと普通です。開発時間の短縮につながり、子テーマが持つデザイン性や機能性の高さをそのまま引き継げるので、開発の手間も含めた上でコストパフォーマンスが高いといえます。

有料のプレミアムテーマを探せば、写真がダイナミックに入れ替わるスライドショー、マウスの動きに連動して美しくアニメーションするなど、視覚的効果に力をいれたテーマがたくさん見つかります。

ショッピングカート、SNSの機能、予約システムなど、普通に開発すれば、恐いほど時間もお金もかかる高機能なものも簡単に安く見つかります。このようなプレミアムな機能を利用すれば、少ないお金と時間でさらに質が高いものを目指せます。

ただし、オリジナル性を追求するにあたって、あまりに子テーマに手を加えなければならない場合は、思い切ってスクラッチでの開発を選んだほうが最終的に費用と開発期間の両方が抑えられることも少なくありません。

初心者には判断が難しいところですが、制作会社へ依頼するときは、遠慮なく相談して、限られた予算と時間を最大限に活用できる開発方法を検討しましょう。

テーマのアップデートには注意が必要

WordPressは、システム自体もそうですが、テーマのアップデートもたびたび必要になります。改良に積極的なテーマ開発者は新しい機能やデザインパーツを搭載した新しいバージョンのテーマを定期的に発表します。

セキュリティ効果も向上している場合が多く、常に新しいウイルスが誕生している中、WordPressを安全に守るためにもテーマのアップデートは必至です。

テーマをアップデートすること自体は難しくありません。テーマ管理画面から更新ボタンをクリックするだけです。しかし、アップデートの前には必ず以下の二つに注意が必要です。

  • バックアップ
  • 親テーマを直接カスタマイズしている場合

バックアップ

テーマをアップデートする前には必ずバックアップを取っておきます。

WordPressではサイトデータとデータベースという二種類のデータを利用します。テーマの多くは設定情報を両方のデータで保存しています。バックアップも両方のデータを対象にしておきましょう。

WordPressのシステムはときに繊細です。アップデートしたテーマの機能と相性が悪く、そのせいでデザインの一部が崩れたり、今まで動いていた機能が壊れてしまったりすることがあります。このような不具合はよほどWordPressに詳しい方でないと予想できません。

こういう予期せぬ不具合への備えがバックアップです。バックアップがあっても、不具合から復旧するにはじつは技術的にわりと高度な作業が必要です。初心者には手に負えない可能性が高いのですが、少なくとも制作会社にお金を払えば復旧できます。本当に最悪なのは元に戻せない場合です。そんな悲劇を招かないためにバックアップは必ずしておきます。

初心者でも苦労しないバックアップを可能にするには、バックアップ用のプラグインを利用します。定期的に自動でバックアップしてくれる機能がついたレンタルサーバーを利用するという方法もあります。両方を利用してバックアップを二重にしておけばベストです。バックアップ用プラグインとバックアップの機能がついたレンタルサーバーを紹介しておきます。

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親テーマを直接カスタマイズしている場合

既存テーマからオリジナルテーマを作成した場合で、子テーマを利用せず既存テーマを直接改造しているときは、アップデートに細心の注意を払います。なぜなら、アップデートによって、既存テーマへ加えたカスタマイズをアップデートが上書きしてしまう恐れがあるからです。

新しい機能を期待してアップデートしたのに、いままでのカスタマイズが全部水の泡になってしまった。こういう場合でもバックアップがあれば安心です。やはりどんな場合でもバックアップしておくことが求められます。肝に命じておきましょう!

以上、WordPressのテーマについて説明してきました。中には、これから制作会社へテーマの開発を依頼しようとしている方がいるかもしれません。予算と実現したいデザイン・機能を制作会社へ伝えて、もっとも効率のいいテーマ開発の方法を検討してから、開発へ着手することをおすすめします。

会社のホームページをWordPressで作成しようと思ってますけど何か?

いいと思うよ。最近、ホームページの更新の重要性がますます高まっているからね。そんな時代にWordPressはうまくマッチしてるよ。でも、気をつけたほうがいいこともあるね。
例えば?
更新は確かにしやすいんだけど、なんでもかんでも簡単に変更できるわけじゃないんだ。

そうなんですか? デザインとかも自分ごのみにカスタマイズできるって聞きましたけど?
デザインまでいじくるとなると、かなり知識が必要だよ。あと維持していくのも、手放しに簡単だとはいえないな。
自分で維持していくつもりなんですけど?
それなら、なおさらWordPressのセキュリティについて勉強しておいたほうがいいよ。あとシステムのアップデートも必要になるから、ちょっとした手間への覚悟が必要だね。
WordPressってすごく簡単なものだと思ってましたけど、少しイメージが変わりました。詳しく教えてください!

WordPressの注意点
詳しく解説しましょう!

WordPressでのホームページの作り方はこちらへ

【ビジネスパック】

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WordPressで更新できるところ

WordPressが人気の理由のひとつに「更新しやすい」というのがあります。これは事実ですが、間違った認識でもあるのです。どういうことか説明していきますね。

WordPressには専用の管理画面があります。更新はその管理画面から行います。

今までアメブロやライブドアのようなブログサービスを利用したことのある人なら、WordPressの更新画面にもすぐ慣れることができるでしょう。他のブログサービスともよく似た操作の仕方で更新できます。

ブログ経験のない初心者でもそれほど心配の必要はありません。WordPressの使い方を解説する書籍はたくさんあります。パソコンを普段インターネットやメールくらいにしか使ってない方でも、初心者向けの本を1冊読めば、困難なく更新を楽しめるようになると思います。

ただ、注意したいのは、WordPressで簡単に更新できるのが投稿記事の部分に限られるということです。

例えば、ホームページのデザインも自由自在に変えられる、そんなふうに期待している人がいます。注意しましょう。デザインへ手を加えるには、特殊な技術が必要だからです。

制作会社へ依頼すると、デザインをあなたの希望に合わせて制作してくれます。自社オリジナルのロゴを使い、バランスよく配色を整え、レイアウトを見やすく調整してくれます。2~3枚の写真がダイナミックに入れ替わるスライドショーを設置したり、電話番号をクリック(スマホではタップ)できるボタン状にデザインしたり、見栄えの良さと使いやすさの両方を兼ねる工夫をあちこちに凝らしてくれます。

このような制作会社のスキルへ任せた部分は、基本的に自分で変更できない、あるいは、変更するには制作会社レベルの技術が必要だと思っておいたほうが、あとでガッカリしなくて済みます。

長い経営期間の途中では、会社の方針でロゴを新しく刷新することがあります。会社が移転して電話番号が変わってしまうこともありえます。あるいは、スライドショーで使っている画像を時期に合わせて定期的に変えたくなるという要望もでてくるかもしれません。

このようなデザインへの変更には、制作会社と同等の知識とスキルが必要です。

単にロゴや電話番号を変更したいだけでも、その部分がデザインへ組み込まれているならHTML、CSSのスキルが必要です。スライドショーの画像も、差し替えるにはPHPやJavaScriptといった、HTML・CSSよりさらに高度なプログラミング言語が必要です。画像自体も、デザイナーによって加工編集されたものを差し替えるなら、元画像と同じようなクオリティの画像を用意する必要があります。

確かに、素人レベルから始めたにも関わらず、積極的な学習が目を結び、プロ顔負けのカスタマイズをこなしている方がいます。WordPressの情報を検索すると、そういう方々のブログがたくさんヒットします。ですので、不可能だとはいいません。でも、そのレベルに達しようとするとかなりの勉強が必要です。決して「簡単に更新できる」というのを言葉通りに、なんでもかんでも簡単にいじくれるということだと誤解しないように気をつけましょう。

もし、ホームページの完成後に自分で手を加えていきたい部分があれば、制作へ取り掛かる前の打ち合わせ段階で制作側へ伝えておきます。そうすることで、更新や変更が管理画面からできるような設定をしてくれます。別途費用の対象になることが多いですが。予算と相談しましょう。また、全体的なデザインも更新時に崩れないよう、作業者のスキルに合わせて調整してくれるはずです。

WordPressのセキュリティ

WordPressを利用したいと決めた方は、積極的にホームページの運営へ関わっていきたいと考えている方が多いからか、完成後は制作会社を頼らず自分で管理運営していきたいと考える傾向がありますね。もちろん、中には月額費用を節約したいというのが理由だという方もいるでしょう。

もしあなたも自己管理を選択するなら、必ずセキュリティへの意識を持ちましょう。

WordPressの安全性はいつも話題になってます。WordPress自体にセキュリティの穴がある場合もありますが、WordPress利用者にセキュリティの意識が低いことがトラブルの原因になっているケースも多いです。

利用者が多いWordPressはよく悪質な攻撃のターゲットにされます。管理画面へ侵入するためにIDとパスワードのパターンを総当たりで繰り返し試すブルートフォースアタックの被害者は特に多いです。

このような悪意ある攻撃からWordPressを守るには、パスワードを推測されにくいものにしておくことです。単純すぎる方法ですが、機械的で強引な攻撃への効果は高いです。また、セキュリティ効果を向上させるプラグインもいろいろあるので試してみるのがいいでしょう。SiteGuardは、管理画面への侵入を防いでくれるプラグインです。簡単な設定で安全を保証してくれるのでおすすめです。

SiteGuard WP Plugin

そして、万が一WordPressにウイルスを仕込まれたり、あるいは、破壊されたりしたときに備えて、定期的にサイトのデータをバックアップしておくことも重要です。WordPressはサイトデータとデータベースという2種類のデータを使います。その両方を一度にバックアップしてくれるプラグインが無料でもあります。

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セキュリティとバックアップに注力するレンタルサーバーも最近目立ちます。エックスサーバーはサーバーの安定性が高く人気です。WordPressのセキュリティ機能と定期的なデータの自動バックアップにも対応してくれています。少し他のレンタルサーバーより料金が高いですが、「お金 < 安全」と考えるなら、また、制作会社の保守サービスを利用しないなら、なおさらおすすめです。

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システム・テーマ・プラグインのアップデート

WordPressを維持していくときに、定期的に行う必要のある作業が「アップデート」です。アップデートの対象は、WordPress自身、テーマ、プラグインが含まれます。

WordPressは、常に改良のための開発が進められています。定期的に新しいバージョンが発表され、新しいバージョンでは新機能が追加され使いやすくなったり、セキュリティの効果が強まったりするので、新しいバージョンがリリースされたら、必ずアップデートをするのが普通です。

制作会社の保守サービスを利用していればアップデートは業務のひとつとして行ってくれるはずです。それに対して、自己管理でWordPressを維持していく場合は、アップデートの作業も自分で対応しなければいけません。

アップデートは基本的に管理画面からクリックひとつで完了できます。しかし、途中で不安定なネット回線が原因で、または、単純に作業者の操作ミスのせいでエラーが生じることがあります。アップデート中のエラーは厄介です。初心者には解決できないことのほうが多いです。

アップデートによる不具合への対策はバックアップです。アップデート前に必ずサイトのデータをバックアップしておきます。それによって、予期せぬトラブルが生じても復旧できます。あわてずに済みますね。

以上がWordPressを制作会社へ依頼するときに注意したいことでした。

WordPressの人気はおさまる所を知りません。趣味でブログを更新しているブロガーにもかなり普及しています。そのため、「私も使ってみたい」と思うのは自然なことだと思います。

しかし、会社のホームページとなると、会社の信頼や売上に関わってきます。やはり今回上げた更新のしやすさや維持のしやすさについては事前に慎重に検討しておくべきですね。制作会社へ依頼するときに、完成後の保守サービスも視野に入れていろいろと相談してみることをおすすめします。